ユアサ商事
関連企業が国の「J-クレジット制度」の認証取得
ユアサ商事のグループ会社であるユアサ木材株式会社の森林整備活動が、「J-クレジット制度」において2023年3月15日付けで認証を取得した。
J-クレジット制度は、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO₂等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO₂等の吸収量を売買可能な「クレジット」として国が認証する制度。

ユアサ木材は1957年に会社を設立以来、地域の人々と協力しながら再生可能な森林資源を保有管理してきた。整備活動(間伐・植樹)を適切に行うことで、森林の成長が促され大気中のCO₂吸収量が増加する。
これまでと今後の整備活動において、CO₂吸収量を定量的に評価する「森林経営活動プロジェクト」を開発、J-クレジット制度事務局に申請し2023年3月15日認証を受けた。
認証概要は以下の通り。

■認証の概要
◇適用方法論:森林経営活動(J-クレジット制度 方法論番号:FO001 Ver. 3.0)
◇プロジェクトの種類:通常型
◇プロジェクトの概要:社有林の一部で施業した間伐・植林事業
◇実施地域:北海道阿寒郡(釧路地区)の約26haのエリア
◇認証期間:2022年4月〜2038年3月までの16年間
◇排出削減見込み量:年間約100トン(2022年度)、2038年までで計2,800トンの見込み(※排出削減量の確定値は、今後のモニタリング結果により確定)

ユアサ木材は、木材の専門商社として、世界中のFM(森林認証)を受けた森林から産出された木材を仕入れ、品質を管理し、国内の取引先へ届けてきた。その際に大切にしてきたのは「植え・育て・伐り・使う」という持続可能な地域循環サイクル。この理念の延長線上に、今回のJ-クレジット制度の認証取得がある。今後同社は、J-クレジット制度の活動を通じて、さらなる脱炭素・カーボンニュートラルの実現に貢献する。

具体的には、ユアサ木材が北海道の釧路地区で保有関する森林約100haの植生の7割がカラマツやトドマツなどの針葉樹が中心となる人工林で、主に建築材・産業資材などの用途に利用されているが、間伐によって「製材等に利用できない細い間伐材」や「枝状」などの未利用材も多く生まれる。これらの未利用材の活用に向け、今後は地域の自治体、大学、研究機関などと連携し取り組んでいく。

■ユアサ⽊材会社概要
◇社名:ユアサ⽊材株式会社(YUASA LUMBER CO.,LTD.)
◇所在地:東京都千代田区神田錦町1丁目8番地 OPビル3階
◇代表者:代表取締役社長 福住 勉
◇設立:1957年5月
◇事業内容:木材卸・加工業
◇URL:https://yuasa-lumber.co.jp/
■ユアサ商事会社概要
◇社名:ユアサ商事株式会社(YUASA TRADING CO., LTD.)
◇所在地:東京都千代田区神田美土代町7番地
◇代表者:代表取締役社長 田村 博之
◇設立:1919年6月25日
◇事業内容:産業機器、工業機械、住設・管材・空調、建築・エクステリア、 建設機械、エネルギー、その他分野に関する製品販売やサービス提供。
◇URL:https://www.yuasa.co.jp/
(※資料提供:ユアサ商事)


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