神戸製鋼所
同社及びグループ会社の訴訟判決
神戸製鋼所並びに同社100%子会社である株式会社コベルコパワー神戸第二(以下、同社らは)は、2018年10月3日付「同社及び同社グループ会社に対する訴訟提起について」において、同年9月14日付けで神戸地方裁判所において訴訟を提起されたことを報告していたが、2023年3月20日、原告らの請求を棄却する旨の判決が下された。
同訴訟は、同社らが兵庫県神戸市灘区灘浜東町2丁目(同社神戸製鉄所内)で操業している神戸発電所3号機及び4号機(新発電所)に関するもの。

同社らは、新発電所の設置計画について環境影響評価手続きを実施する(2018年6月25日の環境影響評価書の縦覧期間満了をもって完了)とともに、近隣住民を含む関係各位の理解を得るべく、情報の提供及び説明に努めていたが、新発電所の建設予定地の近隣に居住し新発電所の稼働により被害を受けると主張する関係者40人から、新発電所の建設の差止め等を求める訴訟の提起を受けていた。
原告らは、新発電所の稼働によって大気汚染及び地球温暖化(気候変動)が生じ、これにより人格権を侵害されると主張して、同社ら他1社に対して、新発電所の建設差止め等を請求していた。
これに対し、同社らは原告らの請求の適法性を争うとともに、新発電所の設置計画について環境影響評価手続きが適正に履践され関係諸法令への適合が確認されていることなどを主張し、請求の棄却を求めていた。

同社らは、請求を棄却する旨の判決が下された原告らが判決に対し控訴した場合には、引き続き適切に対応していく。

(※資料提供:神戸製鋼所)


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