セコ・ツールズ
女性エンジニア増員
工具メーカーのセコ・ツールズは、持続可能な社会の実現に向けた取り組み(SDGs)に参加するとともに、目標の第5項目“ジェンダー平等”を推進し、若い女性の職場参加を積極的に呼びかけている。

これまでモノづくり分野は、男性優先の職場と捉えられてきた。
だが、デジタル化が進み、コンピュータ支援設計や製造ソフトウェアの導入が加速し、業務の大部分でオンライン化が進んだ今日、モノづくりにおける女性の活躍が注目され、社会的認識にも大きな変化が表れている。

世界市場に切削・旋削工具をクローバル供給する工具メーカーのセコ・ツールは、世界の拠点において社内のジェンダー(性別)の多様性促進に取り組むとともに、若い女性のモノづくり参加を推進している。

イギリスのセコ・ツールズUKのHRマネージャであるZoe Woodさんによれば、「工具製造にはより多面的視点が不可欠で、とくに若い女性の参加を奨励している。その理由は、女性は問題を別の方法で捉え、異なった解決策を導き出すことが多々ある」と女性視点の重要性を指摘する。
同社は、本社近くの女子校などと協力し、セコ・ツールズでの職場体験を通して、モノづくりの重要性をアピール。多くの女生徒が職務体験を希望し、友人や家族にも勧めている状況を目の当たりにするとともに、女子エンジニアの参加が徐々に増えている。

写真のAisha Mustafaさん(右)とGeorgia McInerneyさん(中央)も、長期実習や研修プログラムを経て工具製造に参加した女性エンジニア。二人とも自ら選択した職場で、夢に向かい充実した日々を過ごしている。
また、自身も十代の娘の母であるZoe Woodさん(左)は、「女性からの就業希望は増加している。嬉しいことに男女の比率はほぼ半々です」とキャリアの機会均等に向けて全力で取り組んでいる。

(※資料提供:セコ・ツールズ)


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