三菱マテリアル
Zafranal銅鉱山開発プロジェクト環境許認可取得
三菱マテリアルは、Teck Resources Limited(カナダバンクーバー、代表者:Jonathan Price氏=Teck社)と共同で Compañía Minera Zafranal S.A.C.(CMZ社)に出資し、Zafranal銅鉱山開発プロジェクトを進めているが、今回、CMZ社がペルー共和国の持続可能環境投資許可庁(SENACE)より環境許認可を取得した。
今回の許認可取得に伴い、今後は同プロジェクトの起業費や操業コスト見込みの更新・検証および詳細なエンジニアリング計画の策定を進める方針で、早ければ、2024年上期にも同プロジェクトの建設可否を判断する予定。

Zafranal銅鉱山は、ペルー国南部に位置する中規模銅鉱山で、鉱床の浅部に二次富化帯と呼ばれる比較的軟質な高品位帯が存在する。
また、同プロジェクトの銅精鉱は問題となる不純物の含有が少ないことが見込まれている。
三菱マテリアルは2023年度から2030年度までの中期経営戦略における資源事業の長期戦略のひとつとして、「継続的な鉱山投資による権益の獲得と銅精鉱の安定確保」を掲げている。同プロジェクトを着実に進めることで、その実現に向けて取り組んでいく。

■Zafranal(サフラナル)銅鉱山開発プロジェクト概要
(1)権益保有者:Compañía Minera Zafranal S.A.C(三菱マテリアル(20%)とTeck社(80%)の合弁会社)。
(2)位置および地勢:ペルー共和国アレキパ市の北西約 90㎞、標高約 2,900m。
(3)採掘法:露天掘り、選鉱処理プロセス。
(4)山命:19年。
(5)選鉱処理量:最大80,000トン/日、生産開始から5年間で平均133,000トン/年の銅生産量を見込む。
(6)プロジェクト進捗:事業化調査(Feasibility Study)を2019年6月に完了。その後2020年1月にかけて付加価値向上のためエンジニアリング作業等の見直しを実施。

(※資料提供:三菱マテリアル)


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