三菱マテリアル
MC5100シリーズが環境調和製品に認定
三菱マテリアルの鋳鉄旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC5100シリーズ」が、日本機械工具工業会の2023年第一号環境調和製品に認定された。

環境調和製品は、機械工具業界として地球環境に配慮し、機械工具業界の社会的責任を果たして行くことを目的に設けられた業界独自の評価制度。環境に調和する製品であることを日本機械工具工業会(JTA)が認定している製品。
今回、認定された「MC5100シリーズ」は、鋳鉄李幅広い加工領域を徹底追及。高速から強断続まで幅広い加工用途に対応する。

MC5100シリーズは、製造方法から様々な形を可能にする鋳鉄。普通鋳鉄では亀裂形(破枠形)の切りくずが生成されるのに対して、引張強さが大きいダクタイル鋳鉄では流れ形(連続形)の切りくずが発生する。
複雑形状による連続加工から断続・強断続加工の変化もあり、鋳鉄旋削加工用材種は、それぞれコンセプトにの異なる材種をシリーズ化した。
最大の特長は、従来のナノテクスチャーテノロジーに改良を加えた独自のSuperナノテクスチャーテノロジー。従来品に比べ約20倍の長寿命を発揮する世界最高レベルの結晶方位制御Al2O3を実現。より密接かつ均一に結晶を成長させることにより、耐摩耗性が飛躍的に向上し、寿命改善を図った。

MC5105は、普通鋳鉄高速切削領域に対応。1000m/minまでの高速切削領域で圧倒的な耐摩耗性を発揮する。
MC5115は、ダクタイル鋳鉄第一推奨材種。ダクタイル鋳鉄加工の切れ刃異常破損を抑制し、優れた耐摩耗性と耐欠損性を融合する。さらにMC5125は、ダクタイル鋳鉄の強断続切削領域に対応。高強度ダクタイル鋳鉄の強断続切削加工にも負けない、優れた耐欠損性を発揮する。

(※資料提供:三菱マテリアル)


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