神戸製鋼所
新発電所稼働に関する訴訟提起について
神戸製鋼所及び同社の100%子会社であるコベルコパワー神戸第二は、2023年3月20日付で報告した神戸製鋼所及び神戸製鋼グループ会社に対する訴訟の判決について、2018年9月14日付で提起された本件訴訟において、神戸地方裁判所より原告らの請求を棄却する旨の判決を言い渡されていたが、同判決を不服とする原告らの一部から控訴(本件控訴)を提起され、大阪高等裁判所より控訴状及び控訴理由書の送達を受けたことを明かにした。
本件控訴は、同社らが兵庫県神戸市灘区灘浜東町2丁目(神戸製鉄所内)で操業している神戸発電所3号機及び4号機(新発電所)に関するもの。

1.控訴が提起されるに至った経緯
同社らは、新発電所の設置計画について環境影響評価手続きを実施する(2018年6月25日の環境影響評価書の縦覧期間満了をもって完了)とともに、近隣住民を含む関係者の理解を得るべく、情報の提供及び説明に努めていたが、新発電所の近隣に居住し新発電所の稼働により被害を受けると主張する控訴人から、新発電所の建設差止め等を求める本件訴訟の提起を受けた。
本件訴訟については、神戸地方裁判所より原告らの請求を棄却する旨の第一審判決の言渡しを受けていたが、控訴人らは第一審判決を不服として、本件控訴を提起したもの。

2.控訴を提起した者の概要
控訴人は新発電所の近隣に居住するとされる34名。

3.控訴の内容
控訴人らは、第一審判決を取り消し、同社ら他1社に対して、新発電所の稼働差止め等を命じる旨の判決を求めている。

4.今後の見通し
同社らとしては、第一審判決は妥当な判断であり本件控訴に理由はないと考えており、今後、法廷において同社らの主張を行うなど、本件控訴に適切に対応する。
なお、本件控訴による業績への影響は現時点で不明だが、今後開示すべき事項が発生した場合には、速やかに開示する。

(※資料提供:神戸製鋼所)


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