三菱マテリアル
社有林が自然共生サイト認定
三菱マテリアルの社有林“マテリアルの森 手稲山林”(手稲山林)が、このほど環境省の「自然共生サイト」の認定を受けた。社有林の生物多様性保全が評価された。

「自然共生サイト」は、民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られている区域を国が認定する区域。認定区域は保護地域との重複を除き、「OECM(※1)」として国際データベースに登録される。
※1:Other Effective area-based Conservation Measures、公的な保護地域以外の企業林などで生物多様性保全に資する地域。

今回、認定を受けた手稲山林は、札幌市の市街地に隣接する都市近郊林でありながら、多様な動植物が生息する。
その生物多様性を保全するための森林整備における環境負荷の低い作業システムの採用や、デジタルツールを活用したモニタリング活動などが評価された。
同社はこれまで、環境省が主導する「生物多様性のための30by30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンス」への参加や、自然共生サイトの認定の仕組み構築を支援する「認定実証事業」にも手稲山林の情報を提供するなど、生物多様性保全に関するさまざまな活動を進めてきた。

三菱マテリアルは、日本各地に1.4 万haの社有林を保有しており、そこに生息する動植物の生息環境に配慮する森林経営管理を実践している。
同社はこれからも、社有林の適切な整備・管理による生物多様性の保全、持続可能な森林経営に取り組んでいく。

(※資料提供:三菱マテリアル)


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