日立建機
「Red Hat APAC Innovation Awards 2023」受賞
日立建機(執行役社長:先崎 正文氏)は、オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするレッドハット株式会社(東京都渋谷区、社長:三浦 美穂氏)主催の「Red Hat Summit Connect 2023」において、デジタル・トランスフォーメーションおよびクラウドネイティブ開発の2部門で「Red Hat APAC Innovation Awards 2023」を受賞した。

デジタル・トランスフォーメーション部門は、デジタル企業としての事業価値の創出とIT課題の効果的な解決が評価される。
また、クラウドネイティブ開発部門は、アジャイル手法によるビジネスアプリの開発や維持・導入が評価の対象となる。
日立建機グループは2020年4月、社長直属のグループ横断的な組織として、DX推進本部を設置し、2022年度から2023年度にかけてデジタル人財を約1,000人育成するプログラムを全社規模で推進している。

同社では、これまでの建設機械の開発・生産・販売・サービスで大切にしてきたCIF(Customer Interest First、顧客課題解決)の価値観をベースに、短期間で研究・検証・改善を行うアジャイル開発を推進し、オペレーショナル・エクセレンスに重きを置いて、事業価値の創出やビジネスプロセスの改革を通じ、企業価値の向上に取り組んできた。これらCIFの価値観を大切にする日立建機グループならではのデジタル・トランスフォーメーションによって、顧客のための真のソリューションプロバイダーとしての成長をめざしている。

また、日立建機グループでは、遠隔監視で建設機械を見守るサービスソリューション「ConSite」を通じて、顧客の課題であるライフサイクルコストの低減や安全性、生産性の向上に寄与してきた。
今後、さらにユーザーに貢献するためには、グローバルでの「ConSite」の普及推進はもちろん、各地域で顧客と密接に関わる販売代理店との関係を強化し、デジタル領域でのサポート体制を整備することが重要となる。
そこで、営業、部品・サービス、ITなどの各部門を横断する活動として、2021年4月に「ディーラー・ネットワーク・アクセラレーション・プロジェクト(DNAプロジェクト)」をグローバル営業本部に新設した。
DNAプロジェクトでは、オープンソース・ソリューションのプロバイダーであるレッドハット社からコンサルティングを受け、社内にアジャイル開発体制を整備し、販売代理店と日立建機間の業務フローを効率化するための仕組みの開発や、顧客が保有する機材全体を効率的に管理・運用できるシステムの開発を推進している。

今回の受賞では、モノづくりを主体としてきたメーカーにおいて、デジタル人財の育成に取り組み、顧客課題解決のためのソリューションプロバイダーをめざす企業文化を醸成した点と、グローバルに展開する事業会社でも、ベンチャー企業に匹敵するアジャイル開発が可能であることを実証した点が評価された。

(※資料提供:日立建機)


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