三菱電機
鎌倉製作所と電子通信システム製作所に新生産棟建設
三菱電機は、日本政府の「防衛力整備計画」への貢献に向け、防衛装備品の開発・生産を行う鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)、同製作所 郡山工場(福島県郡山市)および電子通信システム製作所(兵庫県尼崎市)に計約220億円を投資し、新生産棟(計8棟)を建設する。2025年4月から順次竣工し、防衛装備品の開発・生産体制を整備する。

新生産棟は、生産工程の自動化拡大、AMR(※1)活用による物流効率化などにより、高品質・高効率な生産を実現する。
さらに、3DデータやBOM(※2)情報を中心としたECM(※3)基盤を構築し、IoTを活用したものづくりDXを推進し、拠点間の連携強化を図る。
また、CO₂排出量削減の取り組みにより、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する次世代工場を目指す。



■鎌倉製作所
◇所在地:神奈川県鎌倉市上町屋 325 番地。
◇建築面積:合計 約6,040㎡(延べ床面積約30,400㎡)。
◇構造:鉄骨鉄筋コンクリート造/鉄骨造、地上6階建2棟、地上5階建1棟の合計3棟。
◇生産品目:レーダーシステム等の防衛装備品。
◇竣工時期:2026年3月から順次竣工。

■鎌倉製作所 郡山工場
◇所在地:福島県郡山市待池台一丁目21番地。
◇建築面積:合計 約9,300㎡(延べ床面積約21,900㎡)。
◇構造:鉄骨鉄筋コンクリート造/鉄骨造、地上3階建2棟、地上2階建2棟の合計4棟。
◇生産品目:レーダーシステム等の防衛装備品。
◇竣工時期:2025年4月から順次竣工。

■電子通信システム製作所
◇所在地:兵庫県尼崎市塚口本町八丁目1番地1号。
◇建築面積:約3,600㎡(延べ床面積約25,200㎡)。
◇構造:鉄骨造、地上7階建1棟。
◇生産品目:レーダーシステム等の防衛装備品。
◇竣工時期:2026年12月竣工。

◇3拠点の投資金額:220億円(電気・空調等の付帯設備を含む)。
◇3拠点の脱炭素化の取組:屋根/外装断熱、Low-E複層ガラス、最新空調設備、高効率変圧器導入、LED照明、高効率コンプレッサー、太陽光パネル、エネルギー監視システム。

■用語の補足
・※1:Autonomous Mobile Robot(自律搬送ロボット)。
・※2:Bill of materials(部品表)。
・※3:Engineering Chain Management(エンジニアリング・チェーン・マネジメント)。

(※資料提供:三菱電機)


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