三菱マテリアル
経済産業大臣が小名浜製錬所視察


三菱マテリアルグループの銅製錬所である福島県いわき市の小名浜製錬所に12月10日(日)、西村康稔経済産業大臣が 視察に訪れ、金属資源循環の現場で同社関係者と意見交換を交わした。

三菱マテリアルは2023年度から 2030年度までの中期経営戦略2030において、銅を中心とした同社バリューチェーンの連携を強化することによって、資源循環領域を広げるとともに、新たなプロセス開発によって資源循環の効率性を高め、競争力強化と事業拡大を早期に実現することを目指している。
とくにE-Scrap類の処理能力については現行の16万t/年から24万t/年体制への増強を目標に掲げている。
そうした中、東日本唯一の銅製錬所である小名浜製錬所では、E-Scrapをはじめとするリサイクル事業の増強・拡大に努めている。また、同社はLIBリサイクル技術の開発に注力しており、今後、小名浜製錬所の敷地内にパイロットプラントを建設し、プロセスの確立を進めていく。
今回の視察では銅製錬の現場をはじめ、E-Scrapの処理施設を西村大臣自ら見学し、同社の取り組みを熱心に視察した。

西村大臣は、「特定国に依存しない強靭な重要鉱物のサプライチェーン構築・技術開発が大変重要であると認識している。先日、LIB リサイクル技術開発について経済安全保障法に基づき支援の第一号として認定させていただいた。これからの技術開発に期待している」と述べた。

同社グループは「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」ことを自社の目指す姿と定め、これからもリサイクル技術を活用し、循環型社会の構築に貢献する。

■2023年12月6日関連情報
・リチウムイオン電池リサイクル技術の確立に向けたパイロットプラントの建設
URL:https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2023/23-1206.html
(※資料提供:三菱マテリアル)


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