三菱マテリアル
Copper Mark認証取得手続き開始
三菱マテリアル株式会社、およびグループ会社の小名浜製錬株式会社は、2024年度の取得を目指し、Copper Mark認証取得手続きを開始した。

Copper Markは2019年に国際銅協会(International Copper Association, ICA)(※1)によって設立された、銅産業の「責任ある生産」ならびに国連が提唱するSDGsへの貢献を示す枠組みで、この認証には責任ある鉱物調達を始めとして、ガバナンス、環境・生物多様性・水保全、人権尊重、コミュニティとの関係など、企業活動におけるサステナビリティの具現化に必要な項目が評価基準として網羅的に組み込まれている。

今回の認証取得手続きは、直島製錬所(香川県)および小名浜製錬所(福島県)を対象としている。
両製錬所においては、電気銅を安定的に供給する役割を担うとともに、E-Scrapなどのリサイクル品処理拡大を通じて資源循環の強化を行っている。
また、同社グループでは地熱発電や水力発電など、再生可能エネルギー事業を行い、銅製錬所での自社再生可能エネルギーの活用にも取り組んでいる。

同社グループはこの認証取得を通じて銅製錬所における「責任ある生産」ならびにサステナビリティに関する管理・取り組みの強化を行い、中期経営戦略2030において設定した重点マテリアリティ(重要課題)のうち「地球環境への貢献」「持続可能なサプライチェーンマネジメント」「人権の尊重」をさらに推進する。

■用語の補足
◇※1:国際銅協会(International Copper Association, ICA)
・銅の新用途開発を含めた市場開拓、需要促進を目的とするとともに、国連が提唱するSDGsへの積極的な貢献を目指し、世界各国の銅鉱山、製錬会社および銅加工会社が会員となっている世界的組織。本部は、米国ワシントンD.C.

(※資料提供:三菱マテリアル)


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