スギノマシン
杉野良暁社長 2024年年頭の挨拶
スギノマシンは1月8日、杉野良暁社長が年頭のあいさつを行い、元日に発生した令和6年能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を表すとともに、被災者にお見舞いのコメントを発信した。
また、震源に隣接する富山県に本社、事業拠点を置く同社は、自社の被害状況を説明。幸い大きな被害はなかったことを報告した。
杉野社長は、「被災地の一日も早い復旧・復興を願うとともに、被災されたお客様へのご支援を全力で行って参ります」と述べた。

一方、杉野社長は2024年の市場について、コロナ禍が5類に移行して以前の暮らしを取り戻しつつあるが、世界に目を転じれば、地政学的リスクが高まっていることを指摘。紛争の長期化によりエネルギーや食糧、原材料の調達、モノの長納期化や価格上昇、加えて今回の地震のサプライチェーンへの影響も懸念され、今年も我慢の時期が続くと予測。さらに、地球温暖化による自然災害が世界中で深刻化し、すべての業種、国でCO₂削減など環境負荷低減に向けた動きが高まっていることに加え、国内では国土強靭化の推進による老朽化したインフラ整備や、人口減少に対応してあらゆる産業分野で自動化ニーズが高まっていることを強調した。

杉野社長は、“変化の時こそチャンス”と捉え、「様々な変化が起こる中で、スギノマシンの技術が世の中でお役に立つと考えます。お客様がお困りになっていることに真摯に耳を傾け、自社保有の技術や必要となる新技術で解決できないか、是非取り組んで頂きたいと考えます」と関係者に協力を要請した。

最後に杉野社長は、「今年の干支は甲辰(きのえたつ)です。古い殻を破り、新たな始まりやチャンスが訪れる、年とされています。大地震の影響がどうなるか、地政学的リスクなど先行きの不透明さはありますが、今年もわれわれのミッションである『真心創り』『モノ創り』そして『未来創り』のため、龍が空を昇るがごとく、力強く社会の持続的発展に貢献していきたいと思います」とあいさつした。

(※資料提供:スギノマシン)


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