Teledyne FLIR
韓国EOC社がLepton®サーマルカメラ・モジュール採用
Teledyne FLIR(テレダイン フリア)は、このほど韓国の映像セキュリティおよび赤外線IPカメラを手掛けるEye on Cloud Tech社(EOC社)が、同社の火災早期検知(early fire detection:EFD)IPカメラ・シリーズに、Teledyne FLIRの放射温度測定機能を備えたLepton®サーマルカメラ・モジュールを採用した。これにより、映像セキュリティ企業のEOC社は、Thermal by FLIRによる戦略的連携を通じ、火災早期検知システムの技術革新を実現。超高感度な放射温度測定をもとに建築物や電気自動車充電スタンドの火災を24時間にわたり早期検知するシステムを実現した。

EOC社によるEFDカメラ・シリーズの発売は、Thermal by FLIRの連携の一環として行われる。
EOC社のHI1612-OHおよびHI1612-MWシリーズのカメラは、電気自動車(EV)充電ステーションをはじめとするインフラでの連続モニタリングほか、セキュリティや施設管理用途の複数の解像度が選択可能。同カメラではFLIR Leptonが非接触に温度計測することで発火前の高い熱を検知し、アラームシステムを作動させる。
EOC社のONVIF対応EFDカメラにより、従来の煙感知器に頼るよりも迅速に消防隊員が潜在的な火災に対処できると同時に、安全性の向上にも役立つ。

Teledyne FLIRの製品開発担当副社長のMike Walters氏は、「新しいアプリケーションや発展を遂げるアプリケーションでお客様が技術革新を遂げられるようにサポートしたいと、当社はThermal by FLIRというプログラムの展開に注力している。今回はFLIR LeptonとThermal by FLIRプログラムの連携から、EV充電ステーションをはじめとする建築物のための火災早期検知に関するEOC Tech社とその取組みが自然な成果へと結実した」と説明する。
Thermal by FLIRプログラムは、製品開発やマーケティング計画での協力を通じ、OEMメーカーがTeledyne FLIRのサーマルカメラをそれぞれの製品に組み込む支援をするとともに、製品の確かな技術革新が図れるよう市場開拓もサポートしている。

EOC Tech社CEOのDong Gyun Shin氏は、「ショッピングセンターやオフィスビルを含め、変電所や建屋、EVパーキング施設の管理者は、人命と資産を脅かしかねない火災の検知能力向上につながるソリューションを求めている。Thermal by FLIRプログラムの一環として開発した赤外線/可視像デュアルカメラによるEFDシステムの製品シリーズは、出火前の潜在的な火災を効果的に判定する方法を比較的低コストに提供するものです」と述べている。

◇Leptonの詳細はこちら
https://www.flir.jp/products/lepton/?vertical=microcam&segment=oem◇Thermal by FLIRプログラムの詳細情報は専用Webページ参照。
https://www.flir.com/oem/thermal-by-flir/◇EOC Tech社とそのEFDシステムについては
https://www.eoctech.net
(※資料提供:Teledyne FLIR)


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