川﨑重工
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に「VRヘリシミュレータ」提供
川崎重工は、バーチャルな世界で本格的なヘリコプターの操縦体験が可能な「VRヘリシミュレータ」を岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 愛称「空宙博(そらはく)」に提供した。

同社は、安全・安心に航空機が運航される社会のため、ヘリコプター運航に携わる人々を対象とした国内初のCRM(※1)訓練サービスの事業化に取り組んでいる。
今回、そのサービスで利用するバーチャル映像を使った装置をベースに、一般の人が体験できる展示物を新たに開発し、同社岐阜工場がある各務原市の市制60周年を記念して無償で貸与した。
2月19日に岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で内覧会が開催され、今後は一般来場者が体験できるよう整備を進めていく。

現在、ヘリコプター業界においては救助や防災、報道向けなどで需要が高まる一方、少子化の影響からパイロットなどの人手不足が顕著となっている。
同社は、本展示を通じてヘリコプターの仕組みや操縦技術などを楽しみながら知ってもらうことにより、航空宇宙産業への関心が高まることを期待している。
同社は、今後も事業を通して地域社会の活性化ならびに発展に積極的に貢献していく。

※1:Crew Resource Managementの略称。航空分野で開発された概念で、安全な運航のために利用可能な全てのリソース(人的資源や情報など)を有効活用するという考え方。

(※資料提供:川﨑重工業)


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