神戸製鋼所
“Kobenable® Steel”が国内橋梁架設工事へ初使用
神戸製鋼所が提供している“Kobenable🄬Steel”が、国土交通省九州整備局が発注する「新朝倉橋」に使用されることになった。“Kobenable🄬Steel”が国内橋梁に使用されるのは初の事例となる。
今回、使用されるのは鋼材製造におけるCO₂排出量をマスバランス方式(※1)により100%削減した“Kobenable🄬 Premier”が用いられる。

本工事は入札時に価格以外の要素も含めた総合的な評価により落札者を決定する総合評価落札方式で発注されたもので、このうち技術提案のテーマのひとつとして「カーボンニュートラルの実現」が設定されていた。これに対し、株式会社横河ブリッジが「グリーンスチールの使用」を提案したもので今回の落札に至った。

KOBELCOグループは、多様な事業を営む総合力を生かし、国内で初めて実用化した低CO₂高炉鋼材“Kobenable🄬 Steel”を様々な分野に広く提供することで、グリーン社会に貢献していく。
KOBELCOグループは、今後もKOBELCOならではの多様な事業・技術・人材のかけ算を通じて、社会課題の解決に挑み、ステークホルダーにとって「かけがえのない存在」であり続けることを目指していく。

■工事の概要
工事名:福岡201号新朝倉橋(上り線)外上部工工事。
工事場所:福岡県田川郡香春町鏡山地先
工事内容:以下のとおり
・構造形式
新朝倉橋(鋼単純鋼床版箱桁橋、橋長:58.0m、最大支間長:56.6m、支承:4基)。
・架設工法
トラッククレーン工法。

■用語の補足
※2:マスバランス方式を適用したグリーンスチールとは
鉄鋼メーカーが実施した追加性のある削減プロジェクトによるGHG(Green House Gas温室効果ガス)排出削減量又はCO₂排出削減量を組織内でプールし、その削減量を任意の製品に配分して証書と共に供給する鉄鋼製品であり、一般社団法人日本鉄鋼連盟が制定するガイドラインに準拠する。マスバランス方式を適用したグリーンスチールを購入したユーザーは、自社のスコープ3排出量を低減することが可能とされている。



※掲載写真は、株式会社横河ブリッジ提供
(※資料提供:神戸製鋼所)


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