住友重機械工業
B-DASHプロジェクトに採択
住友重機械工業株式会社の100%出資会社である住友重機械エンバイロメント株式会社(東京都品川区、社長:永井 貴徳根氏)は、株式会社フジタ、東北大学、国際農林水産業研究センター、福山市からなる共同研究体で応募した「リン吸着バイオ炭によるリン回収および炭素貯留技術の実証事業」が、国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の公募テーマ「炭化物により下水汚泥資源からリンを回収する技術」に採択された。
輸入依存の高い肥料原料の価格不安定化に伴い、下水資源を肥料利用する研究が進められている。また、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みとしてバイオ炭(※1)による農地への炭素貯留技術が注目を集めている。
一方、下水汚泥肥料は安全性の担保、リン回収では施設整備のコストが課題となるほか、バイオ炭も製造コストの高さなどが原因となり下水汚泥資源の普及拡大に課題を抱えている。
本実証事業では、これらの課題を同時に解決し、脱炭素・資源循環型の地域づくりを目指していく。
住友重機械エンバイロメント株式会社は、既存処理場との最適な接続方法の計画・設計とリン回収システムの省コスト化検討する。
本実証事業(リン吸着バイオ炭によるリン回収および炭素貯留技術)では、フジタ・住友重機械エンバイロメント・東北大学・国際農林水産業研究センター・福山市共同研究体が実施フィールドの松永浄化センター(広島県福山市)においてバイオ炭を用い下水処理場の脱水ろ液(※2)等からリンを回収することで、より安定的かつ経済的に下水汚泥資源の肥料利用を図る技術を検証する。
■用語の補足
※1:燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度でバイオマスを加熱して作られる固形物
※2:下水汚泥処理フローの脱水工程において固形分(脱水汚泥)と分離された液体
(※資料提供:住友重機械工業)
輸入依存の高い肥料原料の価格不安定化に伴い、下水資源を肥料利用する研究が進められている。また、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みとしてバイオ炭(※1)による農地への炭素貯留技術が注目を集めている。
一方、下水汚泥肥料は安全性の担保、リン回収では施設整備のコストが課題となるほか、バイオ炭も製造コストの高さなどが原因となり下水汚泥資源の普及拡大に課題を抱えている。
本実証事業では、これらの課題を同時に解決し、脱炭素・資源循環型の地域づくりを目指していく。
住友重機械エンバイロメント株式会社は、既存処理場との最適な接続方法の計画・設計とリン回収システムの省コスト化検討する。
本実証事業(リン吸着バイオ炭によるリン回収および炭素貯留技術)では、フジタ・住友重機械エンバイロメント・東北大学・国際農林水産業研究センター・福山市共同研究体が実施フィールドの松永浄化センター(広島県福山市)においてバイオ炭を用い下水処理場の脱水ろ液(※2)等からリンを回収することで、より安定的かつ経済的に下水汚泥資源の肥料利用を図る技術を検証する。
■用語の補足
※1:燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度でバイオマスを加熱して作られる固形物
※2:下水汚泥処理フローの脱水工程において固形分(脱水汚泥)と分離された液体
(※資料提供:住友重機械工業)