お宝Gallery No.4
“超精密微細加工品”
碌々産業の超精密微細加工機を用いるとご覧のような加工が可能です。
超高精度なピッチで加工された形状に加え、写真ではわかりづらいと思いますが、表面も超高精度に加工され、輝きも放っていました。
超々高級腕時計などの文字盤等でこうした模様を目にすることがあります。
素晴らしいのは異なる材質で同様の加工を施した作品が展示されていたことです。
材質が異なれば、当然加工条件や使用工具も異なります。
今日では加工機械も然ることながら、CAD/CAMなどソフトウェアが著しくの進化し、高精度なワークを効率よく加工することが可能になりました。
よく、AIが人間に取って代わるという言葉を耳にすることがあります。
確かにAIが人間に代わる部分はどんどん増えているのも事実です。
しかし、AIは与えられた膨大な情報の範囲でしか判断できません。
ところが、人間には日々の膨大な学習から得た想像力や創作力が養われています。
モノづくりにおいては、そうした日々の経験や知見に基づいた想像力や創作力が非常に重要で、碌々産業では、そうしたスキルと感性を持つ機械加工エンジニアを“マシニング アーチスト”と称し、独自の称号を付与する独自の活動を展開しています。
同一マシン、同一ソフトを使用し、同一精度の加工物を造るとしましょう。
人によっては完成までに10時間を要することもあれば、人によっては5時間で造ってしまうこともあります。
何が異なるのかといえば、造る人のスキルが異なるからではないでしょうか。
人間のスキルは、経験から得ることができます。
経験には、精工や失敗もあるでしよう。
大切なことは、そうした経験や知見を想像力や創作力に活かすことで、そうした人間の感性を機械加工に活かしている技術者を“マシニング アーチスト”と称するのだそうです。

じゃぱんお宝にゅ~す 管理人。

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