お宝Gallery No.6
“甲府駅前 武田信玄像”

考えてみれば、この像は歴史遺産でもあり、芸術作品でもあるわけで、こうした像もすべからずモノづくり技術から再現されている。
武田信玄が実際にこんな顔だったのかは定かではないが、銅像なのでおそらくこんな顔をしていたのではないかと見入ってしまった。
こうした歴史的人物の銅像は全国各地に建立されているが、大抵の仏像は実寸サイズのものが多い。
しかし、この銅像は通常のものよりもサイズが大きく、その表情からは威圧感も感じられた。
銅像は一般的なモノづくりとは異なり、おそらく設計図など無いのではないと思う。
それを考えると、銅像の製作者の技術力もまた、言い替えると匠の技術に相応しいと言っても過言ではないのかもしれない。
芸術家もモノづくりエンジニアも、造るものや数量、造る手段が異なるだけで、無いものを産み出す、作り出すという意味ではおそらく共通の視点が存在するのではないかと感じる。
実際に遭ったことがないのであくまでも個人の創造域に過ぎないが、このリアルな表情が当時の武田信玄という人の人間像を表しているように思い、おもわず撮影してしまった。
じゃぱんお宝にゅ~す 管理人。