三菱重工業とボンバルディア社がCRJ事業承継のクロージング日で合意!
 三菱重工業とボンバルディア社(カナダ)は、カナダエア・リージョナル・ジェット(CRJ)事業の承継契約のクロージングに必要な全ての条件が充足されたことを確認し、クロージング日を2020年6月1日とすることで合意した。

 同事業は、新しく設立される企業グループ「MHI RJアビエーショングループ(MHIRJ)」の下、クロージング日から業務開始する予定。今回の取得により、三菱重工業はCRJシリーズに関する、保守、カスタマーサポート、改修、マーケティング、販売機能と、型式証明を継承する。これらにはカナダ・ケベック州ミラベル及び同オンタリオ州トロント、米国・ウェストバージニア州ブリッジポート、同アリゾナ州ツーソンのCRJに係るサービス・サポートネットワーク主要拠点が含まれる。
 また、予備部品については、米国・イリノイ州シカゴ、ドイツ・フランクフルトの部品供給拠点から供給を継続する。

 三菱重工業の既存の民間航空機事業を補完することで、MHIRJはCRJシリーズ、そして将来的には次世代リージョナルジェットであるMitsubishi SpaceJetファミリーを含むグローバルな航空機業界への包括的なサービスとソリューションを提供する。

☆MHI RJアビエーショングループの概要
 MHI RJアビエーショングループ(MHIRJ)は、保守、改修、マーケティングと販売機能を含む包括的なカスタマーサポートをグローバルリージョナル機市場に提供する。カナダ・ケベック州ミラベルに本社を置くMHIRJは、米国や、カナダ、ドイツにサービスセンター、サポートオフィス、そして部品供給拠点の重要な航空機拠点を有している。
 三菱重工業の完全子会社であるMHI RJアビエーショングループは、MHI RJアビエーションULC(カナダ)、MHI RJアビエーションInc(米国)、そしてMHI RJアビエーションGmbH(ドイツ)から構成されている。

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