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ユアサ商事など3社が千葉県浦安市で冠水センサ付きボラードの実証試験開始!
サンポール、ユアサ商事、応用地質3社は、このほど共同開発した冠水センサ付きボラード(車止め)を千葉県浦安市内に設置し、実証試験を開始した。

近年、異常気象によるゲリラ豪雨など想定外の道路の冠水や水害が発生し、大きな被害が出ている。
3社は千葉県浦安市の協力のもと、歩行者や交通量が多いシンボルロード(入船中央交差点付近)に冠水センサ付きボラード(車止め)を設置し、令和2年5月から令和3年3月まで、実証試験を実施する。
実証試験では、冠水検知時の情報通知や維持管理等のオペレーションを検証していく。

冠水センサ付き車止め(ボラード)は、水を検知するセンサと通信機を内蔵。
あらかじめ設定した水位(30㎜~300㎜まで任意で設定可能)に達すると、冠水を検知するほか、非常灯(LED)をフラッシュさせて危険を周知し、周辺住民や通行者を危険箇所に近づけないようにする。

また、施設管理者等が冠水状況の早期把握により、初動対応のリードタイムを確保でき、浸水対策や避難指示、施設の利用規制などの迅速な措置が可能になる。

社会インフラとして定着しているボラード(車止め)を活用することで、広域かつ緻密な冠水監視ネットワークをスピーディに構築することができる。
身近な社会インフラを活用した防災モニタリングの実施は、災害時における的確な判断の大きな指針となる。





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