タンガロイは、内径旋削加工において、最大工具突出しL/D=10を可能とした深穴内径旋削加工用工具「BoreMeister(ボア・マイスター)」シリーズに芯高調整用デバイスを拡充、6月3日から発売した。

「BoreMeister」シリーズは、工具本体に内蔵した独自の振動抑制機構により、最大工具突出しL/D=10までの深穴内径旋削加工を安定して加工でき、生産性向上が可能な工具として航空機産業や建築機械産業をはじめとする多くの産業で好評を得ている。

「BoreMeister」シリーズの性能を最大限引き出すには、正確な芯高調整を必要とし、今回、拡充発売する芯高調整用デバイスは、芯高をより簡易的に調整できる。
芯高調整用デバイスのセレーション部に設けた磁石により、防振バーへの取り付け・取り外しが簡易的に行うことができ、工具の高い操作性を実現する。

芯高調整用デバイスは、工具径φ16φ20、φ25用デバイス及びφ32、φ40、φ50、φ60用デバイスの2種類を設定し、1種類のデバイスで数種類の工具径に併用可能な仕様となっている。

「BoreMeister」シリーズは、芯高調整用デバイスの追加より、工具の高い操作性を可能にし、生産性向上に貢献する。

☆主な形番と標準価格
芯高調整デバイス：防振バーφ16-25用 AVC-SET16-25　8,730円 （税込 9,603円）
芯高調整デバイス：防振バーφ32-60用 AVC-SET32-60　11,700円（税込 12,870円）