安川電機が太陽光発電用パワーコンディショナ「XGI1500 150kW」を発売!
安川電機は、産業用高圧および発電事業者用特別高圧案件向けの分散型太陽光発電用パワーコンディショナ 「XGI1500 150kW」を、本年1月の米国市場投入に続き、日本でも販売を開始した。

日本政府は本年1月に脱炭素社会の実現に向けた「革新的環境イノベーション戦略」を策定。その中で重要開発テーマ5分野の最初の柱として「エネルギー転換」分野を掲げ、「新たな素材や構造による太陽光発電の飛躍的な効率向上と低コスト化による、再生可能エネルギーの主力電源化を図る」ことを明記した。容量50kW未満の小規模太陽光発電設備市場が成熟期を迎えた今、パワーコンディショナは太陽光発電システムのキーコンポーネントとして、産業用高圧および発電事業者用特別高圧セグメントにおけるシステムコストの低減に寄与することが求められている。
こうした中、2018年にリリースした「XGI1000 65kW」に続き、今回、産業用高圧と発電事業者用特別高圧の2つの領域で適用可能な高電圧かつ高出力(1500V 150kW)のモデル 「XGI1500 150kW」を開発した。

「XGI1500 150kW」は、直流入力電圧を1500Vまで高電圧化することで、損失を低減するとともに、パワーコンディショナの台数や交流集電箱、配線などの周辺部材費用を低減。加えて据付け、工事、パラメータ設定までを含めた関連施工費を低減した。

また、LCDレス、電解コンデンサレス、ヒューズレス設計を採用し、部品数の削減ならびに保守を行う際の費用低減に貢献する。

さらに、Wi-Fiを内蔵し、スマートデバイス(アプリ不要)からパワーコンディショナとの通信、一括設定、簡易モニタリングが手元で可能となり、初期設定や試運転調整、運転および保守の効率化に貢献するほか、ねじ端子台採用により、テスター等の操作性も優れている。
同製品は長寿命化を考慮した設計により、標準で5年間の無償保証を付帯している。

このほか、「YASKAWAコンタクトセンタ」での24時間受付、広範・良質な日本全域サービスネットワークにより、個客をサポート。万一の故障にも迅速に原因究明と発電所の早期復旧に対応する。

主な用途として連系用太陽光発電システム(産業用高圧および発電事業者用特別高圧案件向け)での分散型設置に適している。
価格はオープン価格。

☆製品仕様
三相トランスレス太陽光パワーコンディショナ 150kW
適合規格:系統連系規程(JEAC9701-2019)

詳細は→
https://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/product/57195

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