ソディック
V-LINE®竪型ロータリ式
射出成形機発売!
ソディックは、成形品の多様化に対応し、作業性・生産性を大幅に向上し、搭載金型サイズ拡大・低床化・ハイサイクル化を実現したV-LINE®竪型ロータリ式 射出成形機「TR40VRE2」を2021年1月から発売する。
同機は、V-LINE®の“繰り返し安定性がもたらす精密成形品のさらなる生産性向上”をコンセプトに、モデルチェンジを行った。

「TR40VRE2」は、搭載金型サイズの拡大による、成形品の多様化に対応。従来機比最大搭載金型サイズを1.5倍まで可能とし、金型の大型化・複雑化に対応する。
従来機の最大金型サイズ300㎜×300㎜に対し、新製品は金型サイズ365㎜×365㎜まで搭載可能にした。

また、テーブル上面高さの低床化による、作業負担軽減および低天井など幅広い設置条件に適応。正確で均一な型締力を再現する直圧方式を採用しながら、テーブル上面高さ(金型取付面高さ)を、従来機より90㎜低い880㎜へ低床化し、金型段取り時や半自動成形時のオペレータの作業性向上に貢献する。

さらに、テーブル回転時間(=待ち時間)の短縮によるサイクルの短縮化を実現(オプション対応)。
テーブル回転駆動の見直しにより、テーブル回転時間の短縮を図り、180度回転時のテーブル回転時間を従来機比最大35%短縮し、生産性向上にする。

新製品は、独自開発・製造の可塑化・射出装置「V-LINE®」を搭載。可塑化のみを行う可塑化部と計量・射出を行う射出部で構成され、可塑化と射出が分業化されていることにより、可塑化計量時・射出時の不安定要素を取り除き、安定した計量・射出可能となる可塑化・射出装置を実現した。
自社開発の制御技術により、最適なタイミングで可塑化と射出が可能となり、正確で再現性の高い成形を実現する。
また、射出高速高圧仕様や LDDV(リニア・ダイレクト・ダブル ・バルブ)を搭載した超高応答仕様もオプション選択可能になっている。

このほか、15型サイズの操作画面を搭載し、成形機の基本である射出・型開閉・温度の3つの設定を1画面で入力可能にし、操作の省力化、操作性向上を実現。成形サイクル全体を一目で確認できるサイクルタイムチャート画面を採用し、短縮可能な成形動作が瞬時に判別できタイムロス削減をサポートする。

新製品は周辺機器や他の複数の設備とネットワークで接続することで、1つ1つの成形品に成形環境や成形条件を付加するシステムを構築することができ、IoT やビッグデータでの先進的な生産体制に適応可能。他の設備との接続やデータ通信用としてLANポートを標準装備するなど、製品質管理システム「V Connect」への接続をはじめ、「EUROMAP63/77 規格」にも準拠している。

販売予定価格(税抜)は、1,450万円~。生産目標台数は年間40台を見込んでいる。

TOP