澁谷工業
最新レーザ技術紹介!
澁谷工業は、JIMTOF 2020 Onlineで最新レーザ加工技術を紹介した。
2次元ファイバレーザ加工機“武蔵ファイバー”SPF6030/SFX3000は、多品種少量生産に対応したファイバレーザ加工機。銅やアルミ等、薄板非鉄金属の高速加工に最適なほか、軟鋼の酸素切断では、炭酸ガスレーザ加工機に比べ加工コストを70%以上削減できる。

同機は、使いやすさを追求したコンパクトな5×10尺サイズのファイバレーザ加工機(SPF6030型)。
多品種少量生産に対応するほか、ファイバレーザでありながら、機械寸法はハイブリッド型炭酸ガスレーザ加工機と同等を確保。
3方向から材料載せ下ろしが可能なためアプローチ性が良好で、作業効率向上を実現する。

また、超微細精密ファイバレーザ加工機SPF2305A/SFX500は、微細精密加工に特化したファイバレーザ加工機。
集光スポット径がφ35μmで熱歪を与えないレーザ加工が可能なほか、コンパクト設計でアプローチ性に優れ、ワイヤーカット加工やエッチング加工、プレス加工の置き換えとして超精密微細加工市場の注目を浴びている。
同機は、切断幅40μmの精密微細加工が可能。
鉄やステンレス以外の非鉄金属(銅・アルミ・真鍮)等の精密加工を可能にし、医療部品、電子部品、シム、パッキンなど多岐に及ぶ精密微細加工分野に納入されている。

さらに、ファイバレーザ溶接機FWL500は、少量多品種から多数個性産まで様々な用途に対応するファイバレーザ溶接機。
連続発振が可能なため溶接ビートがキレイで、アルミの溶接にも対応する。
また、時間分岐切替が可能なため、ハンドトーチと固定ヘッドの切替がスムーズなほか、スイングヘッドを搭載することでギャップ(隙間)にも対応する。
ビームがスイングするハンドガンを使用することで、多少の隙間があっても溶接が可能なほか、従来、難しいとされているアルミの溶接やシャーリング切断した板同士の溶接の際に隙間があってもスイング溶接で対応する。

さらに、門型3次元ファイバレーザ加工機SCF5230/SFX2000は、次世代自動車業界で普及するホットスタンプ鋼板やアルミ材を高品質かつ低コストで加工する。
門型レーザ加工機のため少量多品種生産に対応するほか、3次元ファイバレーザ加工機ではコンパクト設計で、超コンパクトな3次元加工機もラインナップし、医療部品関連製品などにも対応する。
また、少量多品種に対応した3次元ファイバレーザ加工機で、炭酸ガスレーザに比べ消耗品が少なく、低ランニングコストで加工速度が速いため、
アルミ材やホットスタンプ鋼板の加工コストを70%~80%削減できる。
そのうえ、平面加工テーブルを取付けることで、平面の加工も1台で行える。

同社は、レーザー加工機やレーザー溶接機、ウォータジェット加工機等の豊富な製品をラインアップ。ユーザー要望に最適なロボットなどを使用した特殊仕様等にも対応している。

同社は、2020年12月11(金)~12(土)、同社若宮2棟工場(石川県金沢市若宮2-232)で、新型3次元ファイバーレーザー加工機やロボットを活用した新型ファイバーレーザ溶接機WELDING-GUNなど複数のレーザ加工機を展示して「インハウスショー」を開催する。


TOP