ヤマハ発動機
単軸ロボット「ABAS」「AGXS」追加!
ヤマハ発動機は、豊富なバリエーションで好評のRobonityシリーズに、ロボットポジショナ「EP-01」をセットにした単軸ロボット「Basicモデル:ABAS」「Advancedモデル:AGXS」を追加し、2021年1月6日に発売する。
新製品は、高品質・長寿命を継承しつつ、さらなる操作性の向上やIoT対応などを図ることで、ユーザビリティを高めたほか、「ABAS/AGXS」用コントローラとして、ロボットポジショナ「EP-01」を新たに開発、機能性を向上させつつコストダウンを図ることで、信頼性と低価格の両立を実現した。

両モデルは、2019年3月に発売したモータレス単軸アクチュエータ「LBAS/LGXS」の特性を継承し、高剛性、高精度を実現。
リード長、ストロークバリエーションなど豊富なラインナップで個客ニーズに合わせた機種選定が可能。
また、産業用Ethernet対応、Ethernetポート標準装備、サイズダウン等を実現したロボットポジショナ「EP-01」と組み合わせることで、抜群の使いやすさと面積生産性が向上する。
そのうえ低価格設定ながら、従来機種に比べ大幅に機能を拡張しており、優れたコストパフォーマンスを発揮する。

同社は、自動化生産ラインに必要なさまざまな産業用ロボットを開発、製造。単軸ロボット、スカラロボット、垂直多関節ロボット、リニアコンベアなど幅広い製品を展開しており、新たにRobonityシリーズのラインナップを拡充したことで、より多様な自動化のベストソリューションを提供する。

小売希望価格は、単軸ロボットRobonityシリーズ「Basicモデル: ABAS」及び「Advancedモデル: AGXS」共にオープン価格。
同社は、2021年6月までキャンペーンを実施しており、年間でシリーズ合計3,600台の販売を見込んでいる。

☆Robonityシリ−ズ単軸ロボット「ABAS」「AGXS」、ロボットポジショナ「EP-01」の主な特徴。
(1)モータレス単軸アクチュエータ「LBAS/LGXS」の特長を継承。
Basicモデル「ABAS」は、ガイドレールとフレームを一体化。コンパクト、剛性を実現。
また、Advancedモデル「AGXS」は研削ボールネジを標準採用し、高精度、高耐久性を図ったほか、クリーン仕様にも標準対応し、配管継ぎ手を取り付け吸引するだけで簡単にクリーン環境での使用を可能にする。

(2)バリエーション豊富。
リード長、ストロークのバリエーションが豊富なため、ニーズに沿った仕様が選択可能。最長1,450㎜まで対応するため、長距離搬送にも使用可能。

(3)面積生産性の向上。
ロボット、コントローラ共に大幅な小型化を図った。
単軸ロボット「ABAS05」は従来モデル「T6L」比で幅寸法を約20%ダウン、ロボットポジショナ「EP-01」は従来モデル「TS-X」との容積比で約37%のサイズダウンを実現している。
さらに「EP-01」は並べて設置する際、隙間をわずか1㎜空けるだけの近接設置が可能。これにより、工場内の面積生産性の向上に大きく貢献する。

(4)ハイコストパフォーマンス
「EP-01」は従来機種から設計を大幅に見直すことでコストダウンを図り、低価格設定を実現した。
また、産業用Ethernetの標準装備、フィードバックパルス出力、直値制御の機能拡張、リアルタイム出力など機能を大幅に拡張、ハイコストパフォーマンスを実現した。
さらにサポートソフトウェア「EP-Manager」を付属することで、設備原価の低減に寄与する。

(5)ユーザビリティ向上。
「EP-01」本体にEthernetポートを標準装備し、従来必要だったPC接続専用の通信ケーブルを不要にした。これにより装置の立上げ時の煩わしさが軽減でき、立ち上げ工数を削減する。

(6)止まらないラインの実現に貢献。
●バッテリレスアブソ対応。
バッテリレスアブソ方式に対応しているためバッテリ交換が不要。
●アブソバッテリをケーブル部に取付け。
バッテリ有りの仕様の場合でも、アブソバッテリがケーブル部への取り付けになるため、コントローラを交換した際アブソデータが保持される。●TRIP機能。
走行時間や走行距離はリセットが可能で、部品交換時の管理に役立つ。
●カレンダー機能。
時刻情報が1年以上持つため、長期休暇明けでも安心して使用できる。
●リアルタイム出力機能。
IoT対応としてモータの負荷率や電流値をリアルタイムに出力できるため、ロボットのコンディション確認を簡単に行える。

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