DMG森精機
AIで加工中の切りくず除去!
DMG森精機は、工作機械の加工中に発生する切りくずをAIを用いて自動で除去する「AIチップリムーバル」を開発した。
生産工場の自動化、環境改善ニーズが高まる中、デジタル技術による切りくず処理の稼働監視(見える化)ソリューションが注目されている。

AIチップリムーバルは、加工中に発生する切りくずが原因となる機械停止や加工不良を改善できる。
AIを用い切りくずの堆積状況を分析し、切りくずを自動で効率的に除去することで、切りくずによる機械停止や加工不良を軽減し、自動化システムの生産能力を最大限に発揮できるようサポートする。

AIチップリムーバルは4つの工程で切りくずを効率的に自動で除去する。
2台の高性能カメラで、加工室内全体を高精細に撮影。撥水フィルムとクーラント/エアによる洗浄により、カメラへの切りくずやクーラントの付着を防止し、常に鮮明な撮影を実現する。

また、撮影した画像を元にAIが切りくずの位置と量を判別するとともに、さまざまな機内環境を学習して高い判別能力を実現するなど、切りくず堆積状況を分析する。

切りくずの堆積場所や状況に合わせて、最適な洗浄経路を自動で選択するほか、堆積量に応じてクーラント洗浄の要否を自動判別し、クーラントの吐出量を最適に制御するなど、最適な洗浄方法を検出する

さらにモータ駆動のクーラントノズルにより、機内全体の切りくずを自動で効率的に除去するほか、機内テーブルの軸移動に追従してノズルの角度を自動調整し、自動運転中にワークの種類が変わっても切りくず除去が可能。
同社オペレーティングシステムCELOSの画面上に映した機内映像を確認しながら、タッチ操作で洗浄経路の変更や任意のポイントの切りくず除去を実現する。

☆AIチップリムーバル搭載可能機種(横形マシニングセンタ)
NHX 4000 3rd Generation / NHX 5000 3rd Generation
NHX 5500 2nd Generation / NHX 6300 2nd Generation
※2021年以降順次拡大を予定している。

※詳細は https://www.dmgmori.co.jp

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