フリアーシステムズ
業界初のサーモグラフィ/
デジタルビデオスコープ開発!
フリアーシステムズ(FLIR)は、サーモグラフィカメラとデジタルカメラを統合した業界初のビデオスコープ「FLIR VS290-32」を開発した。
同製品は、電気安全規格に準拠したデュアルセンサーのビデオスコープで、より安全で効率的な工業検査に対応する。

FLIR VS290-32は、確認しづらい地下の公共設備の空間において、より安全かつ効率的な検査を可能にする特別設計で、全長2mの交換式カメラプローブに産業グレードの電気安全規格に準拠した同社初の柔軟なデュアルセンサービデオスコープを搭載した。
電気検査に関する安全規格CAT IV600Vに準拠し、保護等級IP67のカメラチップとIP54のベースユニットは防塵・防水仕様になっている。

同ビデオスコープは、スーパーファインコントラスト(MSX)機能を搭載。熱画像全体に可視画像のディテールを重ね合わせて表示することで画像の鮮明度を向上させている。これにより、重要な背景情報が付加されるため、潜在的な問題を正確かつ安全に評価・特定し、停電や資産の故障を防止する。
マンホールの蓋の下などの暗い環境や屋根裏、冷暖房空調設備システム、機械内部のような狭い空間では、薄型チップの明るいLED作業灯がMSX用の照明となる。

VS290-32は、赤外線センサーFLIR Leptonを搭載し、高温/低温を色で警告するアイソサームをオプションで提供。セ氏-10~400℃の温度範囲で対象エリアを迅速に特定できる。
デバイスには充電式リチウムイオン電池とデュアル充電器を備え、それぞれ最大6時間連続使用できる。

Con Edison社の送電エンジニアリング部門、エンジニアリング/解析担当セクションマネージャーのアンドリュー・リード(Andrew Reid)氏は、「安全性はCon Edisonの最優先事項です。この新しいツールによって、当社の作業員はマンホールの蓋を取り外して中に入らなくても、通気口からマンホールを安全に効率良く効果的に検査して、潜在的な問題を特定できます。これにより、作業員に
求められる身体的負担や検査にかかる時間を減らして、現在進行中のインフラ計画や保守をサポートするデータ取集活動に注力できます」と高く評価している。

用途は、発電所、送電システム、製造施設の狭くて確認しづらい空間内での赤外線検査など、公共安全や建物診断検査を飛躍的に容易にする。

※FLIR VS290の詳細 www.flir.com/VS290-32※問い合わせ
フリアーシステムズジャパン株式会社
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-13-17 目黒東急ビル5階
TEL:03-6721-6648 FAX:03-6721-7946
e-mail: info@flir.jp


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