シチズンマシナリー
同時5軸制御機能搭載機
「L20 XIIB5」開発!
シチズンマシナリーは、主軸台移動形自動旋盤Cincom L20シリーズに、最上位となる同時5軸制御機能搭載機「Cincom L20 XIIB5」を新たに追加した。発売は2021年6月。月産10台の販売を予定している。
新製品は、2021年2月3日より開催される「シチズンマシナリー・オンライン・プライベートショー2021」に出展する。

主軸台移動形CNC自動旋盤「Cincom L20 XIIB5」は、汎用性のあるベストセラー機L20の最上位機種。同時4軸制御まで対応可能だったL20シリーズに、新たに同時5軸制御に対応した新製品を追加した。

「Cincom L20 XIIB5」は、B軸ツールの同時5軸制御により、複雑で高精度な曲面加工が可能になり、医療・航空宇宙などの先端分野のより複雑なワークに対応する。
また、ワンチャックで可能な正面主軸の加工範囲を最大90°から110°に拡大したこで、背面側のツール本数を減らすことができ、段取り替え時間の短縮に貢献するほか、正面・背面の加工バランスの多様な使い方を可能にした。

さらに、操作盤に15インチの大型タッチパネルを採用し、直観的な操作を可能したほか、LFV(低周波振動切削)機能や、L20 XIIから登場したB軸ATC(自動工具交換装置)をはじめとする豊富なオプションにより、自動化・安定生産ニーズに対応する。

☆Cincom L20 XIIB5主な特長
(1)最新NC装置や機械装置の改良により基本性能が向上。
最新NC装置搭載により同時5軸制御機能の搭載を実現した。
プログラムの処理能力向上、サイクルタイム短縮を実現可能。
正面・背面で使用可能となったオプションのLFV機能が切りくずトラブルを解消。
加えて切削油タンクの改良により、長時間の連続運転を実現、従来機以上の生産性向上と安定生産を実現した。

(2)操作盤を一新し、直観的な操作実現
操作盤に大型15インチタッチパネルを採用。ユニバーサルデザインに基づくHMIで直感的な操作を可能にした。
フルオープンできる切削室トビラを採用しつつ、さらに機械背面にもトビラを設置することでツールセットなどの切削室内へのアプローチを容易にし、操作性や作業性を向上した。

(3)豊富なオプション
加工内容に最適な仕様を実現する豊富なオプションを用意。ローダ/アンローダ装置、B軸ATC、正面・背面で使用可能なLFV、IoTフレンドリーやFAフレンドリーなどさまざまな高機能で工場の自動化・省力化に貢献する。

(4)主な加工ワーク
精密機器部品、医療機器部品、電子機器部品および、自動車関連部品等の高品質、高効率加工を可能にする。

製品の詳細 https://cmj.citizen.co.jp/

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