タンガロイ
曲面加工用「バレルヘッド」拡充!
円弧切れ刃を持つ“バレルヘッド”は三次元曲面の多軸加工に最適!
タンガロイは、ヘッド交換式エンドミル「TungMeister(タング・マイスター)」シリーズに、円弧切れ刃を持ち三次元曲面加工に適した バレルヘッド「VBO形」と「VBN形」を追加し、2月19日発売を開始した。

従来、5軸加工機での航空機部品や金型等、三次元曲面の倣い加工には、ボールエンドミルを使用するのが一般的だった。
しかし、形状が複雑になるほど小径工具を使用する必要があり、このため加工面粗さを良くする(カスプ高さを小さくする)ためにはピックフィードを小さくしなければならず、その結果加工時間が増大するという問題が生じていた。
これに対し、大きな曲率半径の円弧切れ刃を持ち“樽(バレル)”のような形状の工具「バレルヘッド」を使用すると、ピックフィードを大きくしてパス数を減らしても、カスプ高さが変わらず加工面品位を維持できる。
また、常に工具の外周部分で加工するので実切削速度が上がり、切れ刃の摩耗抑制にも有効で工具寿命の改善も期待できる。

同社は今回、VBO形とVBN形のバレルヘッドを発売。主に金型等の一般的な三次元形状加工に適したVBO形ヘッドにはショートタイプとロングタイプの2種類を設定。ショートタイプは円弧の曲率半径がやや小さく、中荒~中仕上げ加工に適している。
また、曲率半径が大きめのロングタイプは複雑な三次元曲面の仕上げ加工に最適。
一方、VBN形ヘッドは、航空機部品のインペラやブリスク、ブレード等の翼面加工用に特化した切れ刃設計で、これらの部品での中荒加工工程を省略できるため、より高い生産性を実現する。
これらすべてのバレルヘッドには、抜群の耐摩耗性を誇るAH715材種を設定。特に鋼、耐熱合金の加工において安定した寿命性能を発揮する。

同社が提供する「TungMeister」は、スクエアタイプからボールエンドミルタイプ、サイドカッタタイプなど、様々な用途の加工ヘッドを豊富に設定。さらにシャンク径、突出し長さ、材質など幅広いシャンクシリーズとの組み合わせが可能で、その数13,000通り以上に及び、加工用途に最適な工具を選択できる。
工具交換わずか1分。段取り時間を大幅短縮
しかね、ソリッドエンドミルと比べ、工具交換時間はおよそ1/10。機械のダウンタイムを劇的に短縮するほか、また、繰り返し精度も高く、交換後の高さ調整もほとんど必要ないため、機上での工具交換も可能にした。

☆主な形番、標準価格
VBN100L15.0R450-6S06AH715 14,000円(税込み15,400円)
VBO100L15.0R850-5S06AH715 15,000円(税込み16,500円)
VBO100L08.0R250-4S06AH715 10,000円(税込み11,000円)
☆全アイテム:9点

※詳細はこちら! https://subs.tungaloy.com/jp/

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