C&Gシステムズ
CAM-TOOL最新版V17.1
4月リリース!
C&Gシステムズは、金型5軸制御マシニングセンター対応CAD/CAM システム CAM-TOOL(キャムツール)の最新版「V17.1」を4月よりリリースする。
最新バージョンでは、機械特性に応じ、CL制御点(直線補間されている工具軌跡の直線端点)を曲率に応じて指定値で再配列する機能を搭載した。
制御点の不均衡による送り速度の加減速が原因で発生する加工面の切削痕を抑制する。自動車ボディーの大物アウター金型などで、切削痕の製品への転写を防ぐために要する磨き作業の工数を大幅に低減する。

最新バージョンでは、工程途中でストック(工程間の形状)のメッシュ幅を調整可能にした。これにより、工程間のストック精度を最適にし、演算時間の短縮とデータ容量の圧縮を図った。

また、オーバートラベルチェックを新設。 「演算工程ツリー」に機械構成に関する設定を新設し、演算時にオーバートラベル(XYZ 軸、傾斜軸の稼働領域を超えた動作)の検出を可能にした。これにより、シミュレーションによる干渉の誤検出を回避し、エラー箇所の確認などに要するオペレータの負荷を軽減する。

さらに、取り残し加工を改善。 壁面と底面間の乗り移り部など、稜線方向パスで発生していたピッチのばらつきを抑制するロジックを組み込んだ。これにより、取り残し部の加工品質と加工効率を向上した。

このほか、「固定サイクル」および「ヘリカル切削」による PT(テーパーねじ)タップ加工に対応した。
これにより、金型の水管用途などで需要が高まる管用テーパーねじのタップ加工を容易にした。

この他にもオペレーションや加工パスの強化・改善、トランスレータやモデリング機能の拡張など、46項目の機能を開発した。

価格は、CAM-TOOL3軸仕様が5,200,000円、CAM-TOOL 同時5軸仕様が6,400,000万円。
※価格は税別、保守料別、モジュール構成により変動。

詳細はこちら https://www.cgsys.co.jp

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