日立建機
グループ初の土工用振動ローラ開発!
日立建機の連結子会社である日立建機カミーノは、「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)」2014年基準に適合した土工用振動ローラ「ZC120S-6」を開発した。土工用振動ローラの開発は、日立建機グループでは初めてで、日本国内で2021年4月よりレンタルを開始し、2022年度から販売を予定している。

日立建機グループはこれまで、道路工事や舗装工事において、地面の締固めや敷きならしを行うための道路機械を販売してきた。
道路は、大きく分けて路床、路盤、基層、表層の4つの層から成り立つが、1つの層を施工するごとに、異なる道路機械での作業が必要だった。

日立建機グループのこれまでの製品ラインアップは、路盤から表層までの工程を対象としたものだったが、今回、開発した土工用振動ローラは、道路や舗装の土台となる路床の締固めのほか、ダムや空港、港湾、宅地造成などの大規模なインフラ整備や、防災・減災に向けた国土強靭化の取り組みにおける活用が期待されている。
同製品は、今後、さらにニーズが高まっていく自律化やICT施工にも対応していく計画。

新開発の土工用振動ローラ「ZC120S-6」は、運転席からの死角を少なくし、機械周辺の目視確認が可能。
運転席の窓を大きく、後方が確認できるモニターを設置することで、オペレータが機械周辺を幅広く見渡せるよう工夫し、安全性の向上に寄与する。

また、操作ガイダンスや注意喚起などを運転席内のモニターに表示。
駐車ブレーキの解除のし忘れや、排出ガス後処理装置の再生手順をモニターに表示するなど、さまざまな情報を確認できることで、経験の浅いオペレータの安全性向上を支援する。
加えて、エンジンオイルや作動油などの次回のメンテナンスまでの時間をモニターで確認でき、より適正なタイミングでのメンテナンスの実施を促す。

さらに、短い動線で、地上から日常点検を可能にする。
エンジンオイルレベルゲージやエアクリーナなどを車体の低い位置にレイアウトすることで、地上から日常的に点検を行うことができる。

日立建機グループは、「地球上のどこでもKenkijinスピリットで身近で頼りになるパートナー」をめざし、引き続きお客さまの課題を解決するソリューション「Reliable solutions」を個客と協創し、ユーザーの課題である「安全性向上」、「生産性向上」や「ライフサイクルコスト低減」に貢献していく。


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