IDS
キャップ検査システムに貢献!
産業用カメラメーカーのアイ・ディー・エス(IDS)は、同社が供給するUSBカメラがペットボトルのプラスチックキャップ検査に採用され、効果を上げた事例を発表した。

フランスのAPREX Solutions社は、産業プラントでのプロセスの開発、最適化、制御、安全性におけるアプリケーションのアルゴリズムとソフトウェア開発を行っているが、このほどフランスのプラスチック製キャップメーカーであるSOLOCAP社と協力し、高速生産ラインでプラスチック製キャップの欠陥をチェックする品質検査システムを開発。実際のフィールドラインで効果を発揮している。
同品質管理システムは、画像処理技術と人工知能で構成され、ベースとなる画像はIDS Imaging Development Systems GmbHの USB3カメラが採用されている。

検査システムは、最初にAPREX Track AIソリューションを使って、指定した「SOLOCAP アプリケーション」をトレーニング。ソフトウェアにはさまざまな物体検出器、分類器、各レベルで動作する標準メソッドが含まれている。これらが適切に組み合わされ、顧客に合わせた結果を出力する。複数のテストポイントを持つ4つの制御レベルで、99.99%を超える信頼度を保証する。
2番目のステップでは、APREX Track C&M での最初のアセンブリ実行の直後に、このアプリケーションを生産ラインに実装。APREX Track C&Mは産業セクターでの多様な画像処理要件専用に開発されている。具体的には、生産ラインの制御と保護から測定、生産環境での欠陥の識別および分類が含まれている。
ソフトウェアから目的の結果がすばやく効率的に得られ、時間がかかる開発プロセスは不要。
AIメソッドを短期間トレーニングした後、システム全体を顧客側で使用できる。

SOLOCAP社の場合、IDS UI-3280CP-C-HQ産業用カメラ、強力なリング照明、プログラム可能ロジックコントローラー (PLC) を組み合わせ、すべての検査で包括的な制御を実現。同時に、すべてのワークフローをリアルタイムで記録し、完全なトレーサビリティを実現する。
これに必要なカメラは1台だけだが、APREX TRACK C&Mは最大5台のカメラを処理できる。
これまで煩雑だった品質検査のセットアップが、多岐にわたるカラーと微細な欠陥の画像処理アプリケーションを用いることで素早くセットアップできる。

UI-3280CP-C-HQ産業用カメラをSony製5MP IMX264 CMOSセンサー搭載のシステムに統合することで、光感度、ダイナミックレンジ、色再現において新たな基準を打ち立てることがてきる。
USB3産業用カメラは、最大36fpsのフレームレートで低ノイズパフォーマンスを発揮し、高い画質を実現する。
APREX SolutionsとIDS 両社は、今後もインテリジェントな製品を備えたソリューションを提供していく。

※APREX Solutions社
https://www.aprex-solutions.com/※アイ・ディー・エス株式会社
〒108-0073 東京都港区三田1丁目3-33 三田ネクサスビル3階
TEL:03-6260-0833
https://jp.ids-imaging.comhttps://www.ids-imaging.com

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