キタムラ機械
「Mycenter-SUPER MICRON」発売!
キタムラ機械は、高精度微細加工機「Mycenter-SUPER MICRON」(スーパーマイクロン)を4月12日から発売した。
同機は4月14日(水)~17日(土)まで、東京ビッグサイト・青海展示棟で開催される「INTERMOLD2021」(金型総合展)に初出品する。
「Mycenter-SUPER MICRON」は、テーブルサイズ400×500㎜、各軸移動量(X軸×Y軸×Z軸)は450×350×300㎜、テーブル積載重量125㎏、最高主軸回転数は毎分4万回転、工具収納本数18本。
集塵機や防塵構造を備え、グラファイト加工や微細加工時の細かい切粉にも対応している。

同機は、クロスレールと一体鋳造のダブルコラム構造を採用。コラムには独自開発の温度制御媒体を封入した。
また、加工中の温度変化の影響を抑制し姿勢変位影響を極限まで抑えた左右対称構造となっている。
優れた剛性と振動減衰性能を併せ持ち、安定した高精度加工を可能にする。

さらに、全軸オーバーハングの無い独自の角形摺動面とテーブル低重心構造により、加減速の激しい高速加工時の振動を抑制。
クラス最大径で最小リードの駆動ボールネジを採用して追従性を高め、超高精度・高分解能光学式リニアフィードバックスケールにより、実測値で位置決め精度±10000分の5㎜/フルストローク、直角度1000分の4㎜、真円度10000分の15㎜を達成し、従来比50%以上の高精度加工を可能にした。

このほか、主軸回転毎分4万回転の連続運転を可能にする高性能セラミック軸受主軸を採用。工具最大長さで先端の振れが1.7ミクロン(実績値)、±0.1℃制御の高精度オイルコントローラーによる主軸内部とジャケット冷却により、暖機運転を必要としないコールドスタートからの連続加工においても熱変位の影響を抑え、髪の毛の細さ60分の1である1ミクロン単位の安定した加工精度を実現した。

新製品は、2008年に世界で初めてアイコン制御を可能とした独自開発のCNC装置「Arumatik-Mi」を搭載。高解像度CCDカメラ、マイク、スピーカーを標準搭載し、インターネットを介したIoTアプリケーション「Anywhere-Remote」は、メール通知やリアルタイムのモニタリングシステムから生産管理システムまで幅広く対応し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現する革新的な機能を搭載している。

主に精密金型、医療、光学、電子・半導体製造装置用機器の部品加工分野に適している。

同社URL↓ https://kitamura-machinery.co.jp/

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