ニコンの子会社であるニコンソリューションズは、CNC画像測定システム「NEXIV」シリーズ向け遠隔制御用ソフトウエアソリューション「リモート制御SDK」を発売した。
「リモート制御SDK」は、ネットワーク経由で「NEXIV」を制御するソフトウエア。
「NEXIV」を遠隔制御して、電子、半導体、小型機械などの部品の測定や検査を行うことができる。
同ソフトは、近年増加しているインラインでの精密測定、検査ニーズに短納期、低コストで対応。最大10台までの「NEXIV」を遠隔制御することが可能になり、製造現場の生産性向上に寄与する。
価格(税別)は、150万円。

生産工場における自動化、無人化への取り組みが進む中、生産した製品や部品を測定する画像測定システムにおいても遠隔操作するソリューションが求められている。特に、昨今のコロナ禍においては、そのニーズは加速傾向にある。
ニコンは、コントロールルームやオフィスなどの外部から、生産工場内の「NEXIV」を遠隔制御できる「リモート制御SDK」の提供により、生産ラインの自動化、無人化に貢献する。

「リモート制御SDK」は、「NEXIV」を最大10台まで遠隔制御でき、測定プログラムや測定結果の一元管理、配信が可能。生産工場から離れたコントロールルームやオフィスなどから「NEXIV」の制御や、測定プログラムの管理ができるため、作業者の業務負荷の軽減や生産性の向上を図ることができる。
また、測定中に不具合が生じた場合は、エラー通知により察知することができ、不具合解消後には遠隔で測定を再開することもできる。
さらに、搬送装置と組み合わせれば、搬送から計測までの自動化も可能にする。

「リモート制御SDK」は、サンプルコード、サンプルアプリケーションをはじめとした豊富な支援ツールを用意。「NEXIV」の機能を簡単、かつ高い自由度でソフトウエアに実装することができる。
個客のプログラミング作業をサポートすることで、「NEXIV」の機能を、簡単にカスタマイズできる。

※ニコンURL↓　https://www.nikon.co.jp/