パナソニック
光害対策型道路灯が「星空に優しい照明」認証取得!
パナソニック ライフソリューションズ社の光害対策型 道路灯(高出力タイプ)が新たに国際ダークスカイ協会(IDA)による「星空に優しい照明(Dark Sky Friendly Lighting)」の認証を取得した。
また、この道路灯7台が、「星空保護区」の認定を目指す岡山県井原市美星町内の県道沿い等に採用され、3月中旬に取り換えられたほか、その後2021年4月28日に、岡山県井原市は「星空保護区」の申請手続きを完了し、2021年秋頃の「星空保護区」の認定を目指している。

「美星町観光協会」からの要望で開発した同社製の光害対策型のLED防犯灯・LED道路灯は、2020年1月に国内で初めて「星空に優しい照明」に認証されている。
今回、県道等に設置するため、光害対策型の道路灯 高出力タイプの開発要望があり、それに応じて幅広い明るさタイプを品ぞろえする道路灯「VARDEE+(バーディプラス)」を改良し、追加で「星空に優しい照明」の認証を取得した。

「星空に優しい照明」の認証は、光害問題に取り組む米国のNPO団体であるIDAが認証するもので、主に、グレア(眩しさ)を必要最小限に抑えつつ、星空を見えにくくする上方への光の漏れが一切ないこと(上方光束比0%)、青色光が少ない電球色となる3000K(ケルビン)以下の色温度であることが求められる。
同製品は、上方への光の漏れを抑制した上方光束比0%で、色温度は2700K。

同社は、既に美星町観光協会に2020年9月「IDA認証防犯灯」を納品し、2021年3月中旬には美星町内約400台の防犯灯の取り換え工事が完了している。
その後、さらに井原市美星支所、美星公民館、美星幼稚園・小学校・中学校、星の郷観光センターなど美星町内の公共施設67ケ所の屋外照明器具約340台も光害の少ないものに交換された(うち48台はIDA認証防犯灯)。
その後、岡山県井原市は2021年4月28日に「星空保護区」の申請手続きを完了し、2021年秋頃の認定を目指している。
認定されれば、「星空保護区」としては日本で3番目、「星空保護区」コミュニティ部門としてはアジア初となる見込み。



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