タンガロイ
インサートタイプ、刃数違いカッタボディ拡充!
タンガロイは、アルミの超高速加工用カッタ「TungSpeed-Mill(タングスピード・ミル)」シリーズに、PCDインサートとカッタボディのアイテムを拡充し、5月10日より発売を開始した。

「TungSpeed-Mill」は、PCDインサートと超多刃仕様のカッタボディを組合わせ、アルミの高速高能率加工を実現する。
今回、PCDインサートタイプを増やし、同時に刃数違いのカッタボディを拡充することで、より適用範囲を拡大した。

インサートでは、従来のチャンファタイプに加え、要望の多かったコーナRタイプを標準化した。
これにより、立壁の隅にR指定のある加工物等への対応を可能にした。
同時に切れ刃長を長くしたLDタイプを設定。湯口や鋳造ゲートなど、切込みが極端に大きくなる部位の加工などに適している。
LDタイプインサートは主切れ刃(外周切れ刃)とチャンファ部に刃先処理(ホーニング)を施して切れ刃を強化しており、大きな切込み部の加工でもチッピングや欠損が起きにくくなっている。

一方、カッタボディは、超多刃PCDカッタボディシリーズに、刃数を少なくした仕様を追加した。
これにより多くの選択肢から、加工幅やワーク剛性等の違いにより変動する加工状況に応じた最適な工具を選択可能にした。

■TungSpeed-Millの特長
(1)PCDインサートを使用し、アルミの超高能率加工を実現。
PCDインサートと超多刃仕様のカッタボディを組合わせた、アルミの超高速・高能率加工用カッタシリーズ。
輝きのある高い加工面品位を実現するさらい刃インサートや、バリの発生を最小限に抑えるバリ取りさらい刃も設定し、幅広いアルミ部品の超高能率加工を実現する。

(2)新刃先調整機構「カムアジャスト」でセッティング時間を短縮。
新刃先調整機構「カムアジャスト」を採用。専用レンチ1本で刃先高さ調整、インサートの締付けが可能で、調整時間を大幅に短縮できる。専用レンチに刃先高さ調整機構を組込むことでボディ構造を簡素化。φ100㎜工具で22切れ刃という超多刃仕様を実現した。

■主な形番、標準価格
●インサート
YDEN060304PDFR-D DX110  8,450円(税込み9,295円)
YDEN060308PDFR-D DX110  8,450円(税込み9,295円)
YDEN0603PDCR-LD DX110  10,100円(税込み11,110円)
●カッタボディ
EPYD06M050C32.0R06   117,300円(税込み129,030円)
TPYD06J080B25.4R10   164,200円(税込み180,620円)
TPYD06J125B38.1R14   247,500円(税込み272,250円)
追加アイテムは計13アイテム。



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