三菱電機
英国Smarter Grid Solutions Limited 買収!
三菱電機と米国子会社のMitsubishi Electric Power Products, Inc.(三菱電機パワー・プロダクツ=MEPPI、本社:米国ペンシルバニア州ピッツバーグ市)は、再生可能エネルギーの普及に貢献する分散電源制御システム(DERMS)の技術確立と製品力強化を目的に、英国Smarter Grid Solutions Limited(SGS社、本社:スコットランド)の全株式を取得する株式譲渡契約書を締結した。

同社が国内市場で培ってきた技術とMEPPIの顧客基盤に、欧米で実績があるSGS社の先進的なDERMS技術を融合することで、世界的に急速な需要拡大が見込まれるDERMS市場におけるリーディングカンパニーを目指す。エネルギーの流れや状態を見える化し、制御することで新たな価値を見出すデジタルエナジー事業の拡大を図るとともに、カーボンニュートラルの実現と電力の安定供給に貢献していく。

カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーや分散電源(蓄電池、EV等)の導入が進む一方、既存の配電ネットワークに新たに大量の再生可能エネルギーや分散電源を接続するには膨大な設備投資が必要となる。そのため現在、設備投資を抑えながら大量の電源を接続し、リアルタイムに制御できるDERMSが注目されている。
また、DERMS技術はマイクログリッドやスマートシティ構想にも活用でき、地域における再生可能エネルギーの導入拡大と電力の安定供給の両立に寄与する。

SGS社は、再生可能エネルギーの導入が先行している英国や北米において、分散電源のリアルタイム制御技術を強みとして、多くの先進的なDERMS実証に取り組んでいるパイオニア企業で、SGS社の全株式取得により、国内市場で培ってきた技術とMEPPIの顧客基盤に、欧米で実績があるSGS社の先進的なDERMS技術を融合し、再生可能エネルギーの導入が進み、分散電源制御の需要が加速する欧米でのDERMS事業を推進する。
また、今後は日本・アジアでの事業展開も検討し、デジタルエナジー事業の拡大を図っていく。



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