シユアサ商事
グループ「サステナビリティ宣言」制定
ユアサ商事は、2021年10月22日開催の取締役会において、グループのサステナビリティ宣言と推進体制を決議した。
同社グループは、350年以上受け継がれてきた経営基盤をさらに進化させるため、企業理念に基づいた「サステナビリティ宣言」を制定し、持続的な社会の構築に向け積極的に貢献する。

具体的には「地球環境との調和」、「良品奉仕の事業活動」、「人間尊重の経営」の3つのアクションプランを推進する。
「地球環境との調和」では、2030年度までにユアサ商事グループ全体のカーボンニュートラル化を目指すとともに、双利共生の関係を重視し、気候変動への対応とサプライチェーン全体での環境負荷の低減に努めていく。
「良品奉仕の事業活動」では、創業から続く「良品奉仕」の精神に基づき、公正かつ堅実・誠実な商取引を行うとともに、「“つなぐ”複合専門商社グループ」として、ステークホルダーとともに安全・安心で豊かな社会づくりを推進する。
「人間尊重の経営」では、社員の個性と権利を尊重したダイバーシティ経営を実践し、社員一人ひとりが働きがいをもって成長できる企業グループとして発展していく。

「サステナビリティ宣言」では、代表取締役を委員長とするサステナビリティ推進委員会を設置。取締役会にサステナビリティ経営の重要事項について諮問・提言する。
事務局は総合企画部内に設置したサステナビリティ推進室が担当。各事業部門と連携して、各種方針策定やグループ会社全体のESG関連データの収集、管理、改善活動を行っていく。

■アクションプランの概要
〈地球環境との調和〉
1. ユアサ商事グループ内のCO2排出量を算定し、削減目標を決定するとともに、財務影響を評価して適切に開示する。
(A)CO2排出量の算定(Scope 1&2)
(B)CO2排出量の算定(Scope 3)
(C)TCFDへの賛同
2. 気候変動への対応(適応)
(A)レジリエンス& セキュリティ事業を推進する。
(B)国内外の各拠点及び主要取引先等の気候変動リスクを確認する。
3. 気候変動への対応(緩和)
(A)環境・エネルギーソリューション事業を推進する。

〈良品奉仕の事業活動〉
1. 取引先との取引方針を策定する。
2. 取引方針の遵守に向けた実施計画を策定する。
3. 取引先に対し取引方針を周知し現状を確認するためアンケートを実施する。

〈人間尊重の経営〉
1. ダイバーシティ方針と目標を策定する。
2. 人権方針他、各種方針を策定する。
3. 社内での教育研修プログラムやその他の施策を検討し継続的に実施していく。

〈ESG関連データの収集管理と開示〉
1. 各種ESG関連データを収集するとともに開示情報を拡充する。



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