タンガロイ
「TungCut」に溝幅1.2㎜インサート拡充
タンガロイは、多機能溝入れシステム「TungCut(タング・カット)」シリーズに、溝幅1.2㎜のDGS形インサートを追加発売した。

自動盤等で小型部品の量産加工を行う際、突切り幅を出来るだけ小さくし、ワークの無駄をなくすことがコストダウンに有効な手段。
今回、追加する溝幅1.2㎜のインサートは、2㎜幅のインサートと比べ突切り幅が約40%削減される。2,500回の突切りを行った場合、2,000㎜バー材約1本分の長さに相当する大きな節約となる。

チップブレーカには、切れ味が良く低抵抗で切りくず処理性にも優れたDGS形を採用。汎用性の高いAH725材種との組合せで、非常に細い溝幅ながら種々の被削材の突切り加工で安定した性能を発揮する。ホルダは主に自動盤での使用を想定して、シャンクサイズ1010、1212、1616タイプを設定。
さらに、ホルダの側面から締付けねじを操作できる新しいクランプ機構を採用したことで、刃物台からホルダを外さずにインサート交換できる。これによって従来のホルダに比べインサートの交換時間が1/3となり、ダウンタイムを大幅に削減できる。

また、レギュラータイプのほかに、サブスピンドル対応ホルダも設定した。
これにより、ワーク径が小さく突出しの短いワークでも安定した突切り加工を可能にする。

■主な形番、標準価格
DGS1.2-003 AH725
2,370円(税込 2,607円)
JTTER1010H1.2D12
14,300円(税込 15,730円)
JTTER1212X1.2D20-S
14,300円(税込 15,730円)
インサートは1アイテム。
ホルダは19アイテム。



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