パナソニック
AMP Conect Lab開設
パナソニックスマートファクトリーソリューションズは2021年12月1日、大阪府豊中市の同社事業所に、高出力・高ビーム品質の青色レーザ加工機のプロセス実証センターAdvanced Materrial Processing Connect Lab(略称:AMP Conect Lab)を開設した。

同社の青色レーザ加工機は、ダイレクトダイオードレーザ(DDL)の波長合成技術を用いて高ビーム品質を保ちながら、高出力でのレーザ発振が特長で、熱伝導溶接、キーホール溶接、切断加工において、ポロシティやスパッタの発生抑制、熱歪みの少ない加工、深い溶込みによる強い接合強度の実現が可能。特に、銅材料に対して光吸収率が良くビーム品質が高いことで、電子機器や電子デバイスの狭陰(きょうあい)部にて、小スポット径で周囲への熱影響が少なく、深い溶込みの溶接を実現することができる。これにより、さらに小型化や軽量化を実現することができ、構造設計の自由度も高めることができる。

また、レーザ発振の光出力ヘッドの発振端面と加工対象の距離を十分に確保できるリモート加工も特長で、量産工程での生産性向上も期待できる。
さらに、光変換効率の良い半導体レーザを用い、青色レーザの銅に対する光吸収率の良さから、加工工程における省エネ・CO?削減も可能にする。
同社では、プロセス検証機を用い、これまでのパナソニックグループにおける多岐に渡る商品の開発や量産での知見を踏まえ、銅材料の加工実証や、銅以外の材料も含めマルチマテリアルへの適用、金属光造形やアニーリングといった工法開発にも取り組んでいく。

なお、パナソニックグループの持株会社制への移行にともない、パナソニックスマートファクトリーソリューションズ株式会社は2022年4月より「パナソニックコネクト株式会社」に社名変更する。

DDL事業開発センターの問い合せ先
biue_ddl@gg.jp.panasonic.com



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