パンチ工業
金融機関より「SDGs 推進融資」
パンチ工業は、このほど三井住友銀行より「SDGs 推進融資」を受けた。
三井住友銀行が提供する融資商品「SDGs 推進融資」は、融資実行に際し、三井住友銀行と日本総合研究所が、企業のSDGsに関する現状の取組状況を確認した上で、本業を通じたSDGs貢献への道すじ(ロジック)を分析、SDGsの取組推進に向けたアドバイス等を提供する融資商品。パンチ工業が展開する①高精度な金型用部品の提供と、②女性活躍推進と社員教育の充実といった取組みを通じて、SDGs目標達成に向けた貢献が期待できると評価され、SDGs推進融資が実施された。

(写真:パンチ工業代表取締役社長 森久保哲司、「SDGs 推進融資 実行証」)

パンチ工業は、自動車関連や電子部品・半導体関連など、多様な業界向けに高精度な金型用部品を供給。精度の高い金型用部品を提供することは金型の長寿命化につながり、部品の交換頻度が下がることで個客の製造工程における生産性向上に寄与していると評価された。
また、鉛や六価クロムなどの有害物質排除に早期から取組み、環境理念と環境行動指針を作成して個客に開示している。
RoHS規制等の環境法規制への適合している商品には「環境にやさしい」マークを商品カタログに表示するほか、複雑形状の測定データと技術を結び付け、ものづくりのプロセスにおける形状と理論や条件などを検証することで、同社の金型用部品を利用する個客の開発リードタイム短縮や品質完成度向上に貢献するためのサービス開発に取組んでいる。

他方、女性活躍推進の取組みとして、現在の女性管理職の割合(4.3%)をさらに高めるべく、女性活躍推進行動計画において「昇格者比率の男女差を1%以内に抑える」目標を設定しているほか、社内教育機関「パンチアカデミー」での研修や海外グループ会社の従業員を日本に招き研修、技能実習生の受け入れなど、人財育成に注力している。
こうした取り組みがSDGsの目標達成に向けた貢献が期待できると評価された。



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