SEMI
常石哲男氏が2021SEMIセールス・アンド・マーケティング・エクセレンス賞受賞
SEMI(米国カリフォルニア州ミルピタス)は12月14日(米国時間)、ボブ・グラハム記念SEMI セールス・アンド・マーケティング・エクセレンス賞(SEMI Sales and Marketing Excellence Award, inspired by Bob Graham)の2021年度受賞者に、東京エレクトロン会長 の常石哲男(つねいし てつお)氏が選ばれた。
常石氏は、システムの信頼性、市場の隣接性、グローバル化、技術発展、そして徹底した顧客サポートを統合した体系的な市場戦略を過去40年にわたり進めてきたことが評価された。
表彰は、12月15日(水)~17日(金)に東京ビッグサイトで開催される「SEMICON Japan 2021 Hybrid」において公表され、授賞式は来年の1月9日(日)~12日(水)にカリフォルニア州ハーフムーンベイで開催されるIndustry Stragegy Symposium(ISS)2022で執り行われる。

常石氏は東京エレクトロンにおいて、国内企業に販売するというマインドセットの変革を推進し、米国において海外事業投資の戦略的ビジョンを展開した後、これを韓国、台湾、欧州、英国、シンガポール、中国へと広げた。さらに各地域に、より大きな価値の提供とコストオブオーナーシップの改善により、顧客に利益をもたらした。日本の比類ない品質をより多くの顧客に提供することを主眼とすることで、常石氏はこの品質基準が世界へ浸透することによる、グローバル半導体産業の強化と成長を促進した。
現地における優れた技術センターへのアクセスや、サービス・サポート組織によるソリューションの提供が、その品質基準を支えている。

SEMIのプレジデント兼CEOであるAjit Manocha(アジット・マノチャ)氏は、「常石哲男氏が業界の真の指導者として世界の半導体産業の架け橋をつくり、顧客に提供する品質基準を高めたことをSEMIは称賛します。長きにわたる輝かしい経歴を通じて業界へ貢献をされた常石氏は、SEMIセールス・アンド・マーケティング・エクセレンス賞にふさわしい受賞者であり、SEMI国際役員会のメンバーとして、今後もその洞察力のある見識を業界に提供いただけることを感謝します」と述べた。

SEMI セールス・アンド・マーケティング・エクセレンス賞は、Intelの創業チームの一員であった故ボブ・グラハム(Bob Graham)氏を称えるもので、グラハム氏は、半導体業界の傑出したリーダーであり、業界のリーディング・カンパニーであるApplied MaterialsおよびNovellus Systemsの設立にも携わった。同賞は、顧客満足度を高め、半導体製造装置・材料業界の発展を促進するマーケティング活動を創案、実行した個人を表彰するもので、候補者は業界内からの推薦に基づき、選考委員会によって決定する。本年度は常石哲男氏に贈られた。



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