パナソニック
低伝送損失多層基板材料 MEGTRON 8 開発
パナソニック インダストリーは、高速通信ネットワーク機器(ルータ、スイッチ等)に対応する低伝送損失多層基板材料「MEGTRON 8(メグトロンエイト)を開発した。

5G(第5世代移動通信システム)の普及に伴い様々なサービスが開始され、通信データ量も飛躍的に増加することが予想され、高速信号処理への対応と消費電力の増大が大きな社会課題になっている。
すべてのモノがつながるlOE(Internet of Evverything)を支える高速通信ネットワーク機器には現状の2倍の速度となる800ギガビットイーザーネット(GbE)の対応が必要とされている。
また、電気信号の高速・高周波化が進むと、電子回路基板における伝送損失が大きく、信号品質の確保には伝送損失がより小さい基板材料が求められている。

パナソニック インダストリーが開発した「MEGTRON 8」は、低伝送損失と高多層基板に求められる特性を両立する独自の樹脂設計・材料配合技術をベースに低誘電正接ガラスクロス・低粗度銅箔との複合化技術を確立ししたもので、業界最高の低伝送損失多層基板材料として、データ通信の大容量・高速化に貢献するほか、また低伝送損失化は消費電力低減にもつながると期待されている。

■MEGTRON 8の詳細は↓
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/01/jn220118-1/jn220118-1.html
※写真提供:パナソニック広報資料より

TOP