パナソニック産機システムズは、「CO2冷媒採用ノンフロン冷凍機」のトップフロータイプを刷新し､3月に40馬力機､5月に30馬力以下の機種を順次受注開始する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアの冷設機器で使用される冷媒は､省エネ効果が高くオゾン破壊係数(ODP)ゼロの代替フロン｢HFC冷媒｣(R410A､R404A等)が主流となっているが、地球温暖化係数(GWP)が高いことが課題になっている｡
同社は2010年9月に､地球温暖化係数の低いCO2冷媒を採用した別置形のノンフロン冷凍機を食品小売業や食品工場など累計約12,000台を納入してきた。
今回、新製品はトップフロータイプの10馬力･15馬力･20馬力機のリニューアルとともに､新たに30馬力・40馬力機をラインアップに追加した｡出力の大型化により､配管系統数および施工費の削減、設置面積の省スペース化など、店舗設計のしやすさが大幅に向上する｡
また高効率運転により現行モデルに比ベ、約9％の省エネを実現する。

同製品は､2022年2月16日(水)～18日(金)まで幕張メッセで開催される｢第56回スーパーマーケット･トレードショー2022｣に出品する。
(※写真提供：パナソニック)