スギノマシン
2022年度入社式執り行う
産業機械メーカーのスギノマシンは、4月1日(金)、滑川事業所(富山県滑川市中野島)で入社式を執り行い、新たに14名の新入社員を迎えた。入社式は感染症拡大を考慮し、マスク着用や消毒液の設置、時間短縮ほか、新入社員の健康状態チェックや海外渡航履歴の調査など、万全の対策を講じて実施した。
入社式では、永年勤続表彰や優良社員表彰などの表彰式も執り行われ、富山県外や海外勤務の対象者がオンライン中継で参加した。

☆スギノマシン 杉野 良暁社長の式辞(※広報資料より)

『14名の新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。皆さんの入社を心より歓迎いたします。
皆さんが社会人としてスタートを切るこの2022年度は、先のまったく読めない、実に混沌とした年になるでしょう。
新型コロナウイルス感染症が依然として終息しない中ですが、各国政府がウィズコロナ政策に舵を切り、世界経済が力強く回復に向かっていくと期待した矢先、ロシアによるウクライナ侵攻という信じられない事態が勃発しました。世界平和がうたわれている21世紀に起こったこの戦争は、決してウクライナだけの問題ではなく、世界全体で解決を目指さなければならない重大な問題です。
世界経済においては、原油や穀物の国際商品相場が急上昇し、新型コロナウイルス感染症で疲弊した経済をさらに先行き不透明にしています。早期講和が実現することを祈るばかりです。
混沌とした世界情勢の中、地球温暖化への対応は人類共通の課題です。
各産業において、SDGsの広がりと相まって、これまで以上に脱炭素に向けた取り組みが加速するでしょう。
過去を振り返ると、私たちは、お客様の「こんなことを実現したい」という要望に対して、困難な状況でもあきらめず、情熱と創意工夫で「お客様の希望のさらに一歩先」を実現してきました。混沌を極める現在においても、当社の技術は世界の役に立てるものと確信しています。そして、その確信を「商品」という形に落とし込み、世界中のお客様にご利用いただくことが、当社のミッションである「真心創り」「もの創り」「未来創り」につながっていくと信じています。
特に、「未来創り」という点で、これからの時代を担っていく若い皆さんは、とても重要な存在です。
変化の激しい時代に負けることなく、さまざまなことを吸収し、一日も早く当社を引っ張る原動力となってくださることを期待しています。

私たちが掲げるビジョンは、グローカルニッチリーダーです。これは、富山や掛川などの地方を拠点に、私たちならではの技術を活かし、まだ世の中にないものを生み出して独自の市場を創出し、世界のナンバー1を目指そうというものです。当社のもっている「切る・削る・洗う・磨く・砕く・解ほぐす」の6つの超技術をはじめとした、“多彩な技術”という強みを最大限に活かし、厳しい状況だからこそ、このビジョンを皆さんと共有し、ともにワクワクドキドキ、活動していきたいと考えています。
常にチャレンジ精神を忘れず、皆さんの若い斬新な発想力で、世界を「あっ」と驚かせるような技術・
商品を生み出し、新しい時代を切り拓いていきましょう。
最後に、皆さん全員が立派な社会人として成長し、幸福を掴んでくれることを願い、入社式の式辞といたします』。



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