ユアサ商事
田村博之社長が2022年度新入社員へ祝辞
ユアサ商事は4月1日(金)、出席者全員にPCR検査を実施する万全の対策で、対面による2022年度入社式を執り行い、田村博之社長が祝辞を述べた。

☆ユアサ商事 田村 博之社長の祝辞(※広報より)

『2022年度新入社員の皆様、入社おめでとうございます。約3,100名のユアサ商事グループを代表して心よりお祝いと歓迎を申しあげます。
当社は、数多くの学生から皆様を選抜し、皆様は数多くの企業から当社を選択し、その縁をもって本日の入社式を迎えております。ご存じの通り当社は1666年の創業以来、今年で356年目を迎えます。伝統あるユアサグループの新しい歴史を作る仲間となる皆様の入社を心待ちにしておりました。
コロナ禍が少しずつ落ち着きを見せてきているとは言え、まだまだ収束を見たと言えない中、4月の入社式や新入社員研修を果たして対面で実施できるのか、と案じておりました。全員にPCR検査を実施し万全を期したうえで、やはりこうして対面で入社式を執り行い、皆様のお顔をじかに拝見できたことを幸せに思います。

昨年10月1日のオンライン内定式で、私は皆様に3つのお願いを申しあげました。
1つ目は、学生生活をやり切ったと言える皆様それぞれの成果を勝ち取ってください。
2つ目は、対人やリアルをテーマに見聞を拡げてください。
3つ目は、変革について考えることで社会を見る目を養ってください、の3つでした。
いかがでしたか。皆様、どのようにこの6ヶ月間を過ごしましたか。
想定を大きく上回る第6波の感染拡大を前に、それぞれ行動が制限されたことと思います。
それでも工夫を凝らして、その時々の最大限の成果を獲得してくれたものと信じます。

そして、いよいよ今日から皆様は社会人です。皆様が船出する経済界は、皆様への6ヶ月間の宿題とした通りまさに変革期を迎えております。昨年の10月時点と比較しても、ウクライナ情勢に見られるように、更に様々な外部環境が混沌と変化しております。
今日の常識が、皆様の入社10年目や20年目には、いや来年にはもう全く常識として通じない、そんな大変革の時代の真っ只中です。
そんな変革期において、商社の存在価値も大きく変わろうとしています。流通の一翼を担う商社に、近年は流通以外の機能が求められてきました。そして今、更に新しい存在価値が求められています。そのような環境で、当社グループは「つなぐ」をキーワー
ドに、人・物・資金・技術・情報等あらゆるものをつないで、ユアサの新しい存在価値の創造を目指しています。皆様も一日でも早く、変革の波を進むユアサ丸の乗組員の一員であるという誇りを持って欲しいと期待します。

そしてもう一つのキーワードは「チャレンジ」です。皆様の本日からの毎日は、日々チャレンジであろうと思います。今の気持ちを失わずに、いつまでもチャレンジし続けて欲しいと思います。
当社はチャレンジする社員には評価と処遇で応える会社であります。まずは乗組員の誇りを持ち、次に自らが先頭に立ち、新しい時代を切り拓き、新たな価値を創り出していく、そんな気概を持って共に進んでまいりましょう。

最後に、私が社会人として長い間大事にしている言葉を皆様にお贈りします。「一人では何もできない。でも誰もやらなければ何もできない」。「早く行きたければ一人で行きなさい。遠くへ行きたければみんなで行きなさい」と言う言葉です。まずこの言葉の意味を自分なりに理解して、これから社会人として生活・成長していく中で時折思い出していただければと思います。
以上、私のお祝いと期待の挨拶といたします』。


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