SEMIジャパン
2021年第4四半期の電子システム設計業界売上14.4%増
SEMI(米国カリフォルニア州ミルピタス)は4月4日(米国時間)、SEMI技術コミュニティのESD Allianceレポートによる最新電子設計市場データ(EDMD)において、電子システム設計(ESD)業界の売上が、2020年第4四半期の30億3150万ドルから、2021年第4四半期では34億6820万ドルへ14.4%増加したことを発表した。直近の4四半期の移動平均は、その前の4四半期と比較し15.8%増となる。

SEMI EDMDレポートのエグゼクティブスポンサーであるWalden C. Rhines(ウォルデン・C・ラインズ)氏によれば、ESD業界は2021年第4四半期も二桁成長を継続し、2021年全体では132億ドルの売上となった。コンピュータ支援エンジニアリング(CAE)、プリント回路基板(PCB)及びマルチチップモジュール(MCM)、半導体知的財産(SIP)、サービスのいずれのカテゴリーも第4四半期に二桁成長を遂げた。
地域的には、南北アメリカ、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、アジア太平洋(APAC)のいずれもがプラス成長となった。

また、EDMDレポートがカバーする全企業の従業員数は、2020年第4四半期の48,478人から2021年第4四半期には51,236人へ5.7%増加した。2021年第3四半期との比較では0.1%増となる。
EDMD四半期レポートは、カテゴリー及び地域別の詳細な売上情報を提供している。

☆製品及びアプリケーションカテゴリー別四半期売上
・CAE:前年同期比11.2%増の10億6460万ドル。4四半期移動平均では12.2%増。
・ICフィジカル設計および検証:前年同期比2%増の6億2450万ドル。4四半期移動平均では7%増。
・PCBおよびMCM:前年同期比13.9%増の3億3370万ドル。4四半期移動平均では15.1%増。
・SIP:前年同期比24.8%増の13億1430万ドル。4四半期移動平均では23.9%増。
・サービス:前年同期比43.1%増の1億3110万ドル。4四半期移動平均では19%増。

☆地域別ESD製品およびサービス四半期購入額
・南北アメリカ:前期比21%増の15億7720万ドル(地域別で最大)を購入。4四半期移動平均では17.2%増。
・EMEA:前期比5.5%増の4億8250万ドルを購入。4四半期移動平均では12.6%増。
・日本:前期比2.4%減の2億2280万ドルを購入。4四半期移動平均では1%増。
・APAC:前期比13.8%増の11億8560万ドルを購入。4四半期移動平均では18.9%増。

☆EDMDレポートについて
ESD Alliance電子設計市場データ(旧称 市場統計サービス)レポートは、EDA、SIPおよびサービス産業の四半期売上データを提供する。公開企業および非公開企業がデータを提供している。四半期レポートは各四半期末からおおよそ3カ月後に発行している。
※EDMDレポートのデータは以下に分類されている。
製品カテゴリー(CAE、ICフィジカル設計および検証、半導体IP、プリント回路基板・マルチチップモジュールレイアウト、サービス)とその詳細カテゴリー別の売上地域(南北アメリカ、EMEA、日本、APAC)別の売上
統計参加企業の総従業員数

☆統計についての問い合わせは、SEMIジャパン マーケティング部(TEL03-3222-5854)まで。

(※情報提供:SEMIジャパン)



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