三菱電機
産業用モジュールTシリーズサンプル提供開始 
三菱電機は、パワー半導体の新製品「産業用 LV100タイプ 2.0kV IGBTモジュール Tシリーズ」のサンプル提供を5月から開始する。
同モジュールは、再生可能エネルギーの電源用電力変換機器の小型化・低消費電力化に貢献する。

低炭素社会の実現に貢献するキーデバイスとして、電力を効率よく変換するパワー半導体の需要が拡大している。
特に、再生可能エネルギーを電源とする電力系統では、システム動作電圧の高電圧化による電力変換効率の向上が求められており、システム内部で使用されるインバーターなどの電力変換機器においては、安全性の評価基準である低電圧指令の上限電圧DC1500V に対応する機器への需要が高まっている。
今回、三菱電機がサンプル提供を開始する「産業用LV100タイプ2.0kV IGBT モジュールTシリーズ」は、主に数百㎾から数MWクラスの大容量システム用として、DC1500Vの電力変換機器に適応した2.0kV耐電圧製品で、再生可能エネルギーの電源需要に対応する。2.0kV耐電圧素子の採用で、ユーザーのDC1500V電力変換機器の設計を簡易化し、第7世代IGBTとRFCダイオードをIGBTモジュールに搭載することで、再生可能エネルギーの電源用電力変換機器の小型化・低消費電力化に貢献する。
また、並列駆動が容易で大容量化に適した産業用LV100タイプの外形パッケージを採用したことで、大容量システム設計の簡素化にも貢献する。



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