SEMI
電子システム設計業界売上増加
SEMI(米国カリフォルニア州ミルピタス)は7月11日、SEMI技術コミュニティのESD Allianceが発行した最新の電子設計市場データ(EDMD)に基づき、2022年第1四半期の電子システム設計(ESD)業界の売上が、2021年第1四半期の31億5770万ドルから、35億4050万ドルへ12.1%増加したと発表した。

関係者によれば、ESD業界は2022年第1四半期も二桁成長を継続。四半期の売上は過去最高の35億4050万ドルを到達した。コンピュータ支援エンジニアリング(CAE)、プリント回路基板(PCB)及びマルチチップモジュール(MCM)、半導体知的財産(SIP)、サービスのいずれのカテゴリーも第1四半期の売上を伸ばした。
地域別では南北アメリカ、日本、アジア太平洋(APAC)のいずれもプラス成長となった。
EDMDレポートが調査した全企業の従業員数は、2021年第1四半期の49,024人から2022年第1四半期には51,328人へ4.7%増加。2021年第4四半期との比較では0.2%増となった。

製品及びアプリケーションカテゴリー別四半期売上では、CAEが前年同期比14.8%増の11億1820万ドル。4四半期移動平均では12.5%増。ICフィジカル設計および検証が前年同期比7.5%増の6億3120万ドル。4四半期移動平均では2.5%減。PCBおよびMCMが前年同期比1.4%増の2憶9330万ドル。4四半期移動平均では11.4%増。SIPが前年同期比23.7%増の13億7650万ドル。4四半期移動平均では26.5%増。サービスが前年同期比22.7%増の1億2140万ドル。4四半期移動平均では24.9%増となった。

また、地域別ESD製品およびサービス四半期購入額では、南北アメリカが前年同期比18.5%増の15億2270万ドル(地域別で最大)を購入。4四半期移動平均では18%増。EMEAが前年同期比3%減の4憶3410万ドルを購入。4四半期移動平均では8.1%増。日本が前年同期比1.8%増の2億6350万ドルを購入。4四半期移動平均では2.5%増。APACが前年同期比13.2%増の13億2030万ドルを購入。4四半期移動平均では15.6%増を達成した。

ESD Alliance電子設計市場データ(市場統計サービス)レポートは、EDA、SIPおよびサービス産業の四半期売上データを提供。公開企業および非公開企業がデータを提供する。四半期レポートは各四半期末からおおよそ3カ月後に発行される。
EDMDレポートのデータは、製品カテゴリー(CAE、ICフィジカル設計および検証、半導体IP、PCB/MCMレイアウト、サービス)とその小カテゴリー別の売上地域(南北アメリカ、EMEA、日本、APAC)別の売上統計参加企業の総従業員数を集計している。
SEMI市場調査レポートについては、SEMIウェブページを参照。
https://www.semi.org/jp

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