三菱マテリアル
耐火プラスチックの製品開発着手
三菱マテリアルは、火炎に接しても燃えず、溶け落ちにくい耐火プラスチック(樹脂)の製品開発に着手した。
樹脂材料は、軽量化を目的に様々な製品で利用されており、火炎に耐えられる樹脂材料としては、現在、難燃性樹脂が広く市販されている。
しかし、従来の難燃性樹脂では火力の高い火炎に対しては耐えることが難しく、安全性を重視する部品の材料には依然として金属が採用され、軽量化が進んでいない状況が続いている。
こうした課題を解決するため、これまで培ってきた素材の配合技術を応用し、火炎に接しても燃えず、溶け落ちにくい耐火性能を得る樹脂技術を開発した。今後は、同技術を活用し「耐火プラスチック」の製品化に取り組んでいく。
同社が開発した新素材の「耐火プラスチック(樹脂)」は、軽量でありながら火炎に強く、変形しづらく、溶け落ちにくい。
また、火炎に接しても燃えにくいため、発火時の火炎の広がり防止が期待できる。しかも、射出成形が可能など成形が容易に行えるほか、ハロゲンフリーで環境負荷が低い。
具体的な用途例としては、リチウムイオンバッテリー(LIB)ケースの材料として活用が期待できる。
1つのLIBセルが発火したとしても、隣接セルへの延焼を防止することが期待される。
EVのLIBの蓋に使用した場合、車体が火災に見舞われた際でも、LIBの発火や爆発の防止が期待できる。
(資料提供:三菱マテリアル)
樹脂材料は、軽量化を目的に様々な製品で利用されており、火炎に耐えられる樹脂材料としては、現在、難燃性樹脂が広く市販されている。
しかし、従来の難燃性樹脂では火力の高い火炎に対しては耐えることが難しく、安全性を重視する部品の材料には依然として金属が採用され、軽量化が進んでいない状況が続いている。
こうした課題を解決するため、これまで培ってきた素材の配合技術を応用し、火炎に接しても燃えず、溶け落ちにくい耐火性能を得る樹脂技術を開発した。今後は、同技術を活用し「耐火プラスチック」の製品化に取り組んでいく。
同社が開発した新素材の「耐火プラスチック(樹脂)」は、軽量でありながら火炎に強く、変形しづらく、溶け落ちにくい。
また、火炎に接しても燃えにくいため、発火時の火炎の広がり防止が期待できる。しかも、射出成形が可能など成形が容易に行えるほか、ハロゲンフリーで環境負荷が低い。
具体的な用途例としては、リチウムイオンバッテリー(LIB)ケースの材料として活用が期待できる。
1つのLIBセルが発火したとしても、隣接セルへの延焼を防止することが期待される。
EVのLIBの蓋に使用した場合、車体が火災に見舞われた際でも、LIBの発火や爆発の防止が期待できる。
(資料提供:三菱マテリアル)